スリクソン Z F85 フェアウェイウッド/ヘッドスピード別試打
筒康博「右に行く不安はなくなる」
―率直な印象は?
「ものすごい“つかまり顔”なので、右に行く不安はないですね」
―スライサー向き?
「はい。非常によくつかまります。特にFWが苦手で、振り遅れて右に行ってしまうという人には、最適なFWだと思います」
―フッカーは?
「そうですね。フッカーと言いますか、僕のようにドロー系で打ちたい人にとっては、ここまでつかまらなくても良いかなと思いました。ちょっと左へ巻いてしまうミスが多かったので…」
―つかまりすぎ?
「つかまる度合いは大きいと思いますが、直進性は持っているので、きちんと打ち出し方向さえ確保できれば、大きく曲がるモデルではないと思います」
―前作と比べてどう?
「前作ははっきり言ってあまり飛距離は出ないので、新作『Z F85』を使ってしまうと元に戻れなくなるかなと思います。それくらい、このモデルはつかまりと飛距離性能を感じられるクラブだと思いますね」
―比較にならないレベル?
「ヘッド自体は、ドライバー並みに飛ぶように進化していると感じました。あとはシャフトとのマッチングだと思いましたけど、今回試打したシャフトは50g台で軽いこともあり、思いきり振りきることができました」
■ 筒康博(46)
変幻自在に球を操るクラブフィッター。クラブフィッティング&レッスンスタジオ「PCM Labo」総合コーチ。プロアマ問わず7万人以上のゴルファーにアドバイス経験を持つ。身長168cm。