TW747 P アイアン／ヘッドスピード別試打

西川みさと「ちょうどいいイケメン」

―率直な印象は？
「何と言っても、顔がきれいな点が好みです。ネックからフェースにかけてのシルエットが、スマートでいて見えやすく、美しさを感じます。まさに“イケメン”です（笑）」

―イケメン？
「はい。いま発売されている他メーカーのものと比べて、少し小ぶりな印象はあるのですが、本来のアイアンのあるべき姿と言いますか…。小さすぎず、大きすぎず、適度なサイズ感が好印象です」

―構えやすい？
「構えやすいというか、本当にちょうど良いです。美しいアイアンだともっと鋭さがあって、ソール幅が薄かったりフェースの厚さが細めだったりするのですが、このモデルはそれなりの厚さがありながら、きれいな顔をしている。鋭いシビアな印象はなく、ちょうどいい形状が安心感を与えてくれます」

―打感は？
「打感も良いですね。カチンと弾く感じがないので、やさしくボールを運べる感触を持ちながら、しっかり感も伝えてくれます」

―打音は？
「音がやわらかい。耳心地も良く、しっかりボールをつぶしていけるので（スピンがかかって）ボールが止まってくれそうです。構造上ポケットキャビティは飛ぶモデルですので、やさしさもあります。一方でフェースにボールが食いついている感じもあるので、どのようにでもできる操作性を音で感じることができました」

―弾道のイメージを出しやすい？
「はい。出球のイメージがすごく出しやすいです。飛距離のみを追い求めているわけではないので、打ったボールがフェースから離れるスピード感がちょうど良い。速すぎることなく、本当に実戦で使いたくなるアイアンと言えます。この適度な感覚が扱いやすさにつながるのかなと思います」

■ 西川みさと（41）

HS40未満の技巧派プロ。1998年「日本女子学生選手権」優勝。2002年にプロ転向後、美しいスイングを武器にレギュラーツアーで活躍。身長159cm。

• 1WのHS40台・筒康博の場合
• 1WのHS50台・万振りマンの場合