万振りマン「やわらかい鉄の感じ」

―率直な印象は？
「『TC-920』は『TC-560』と比べてネックがストレートで、普段使用しているアスリートモデルのアイアンに似ていて、構えた時の違和感がなかったです」

―「TC-560」との違いは見た目？
「そうですね、見た目の違いは大きいと思います。『TC-560』は少しグースネックにつくられていて、かなりやさしくつかまってくれます。ただ、逆に言うと、つかまりすぎてしまうのがデメリットになり、左へのミスの可能性も大きくなってしまいます。その点で『TC-920』は、つかまりを適度に抑えられる形状となっており、引っかけるミスを怖れず振っていけました」

―ほかに違いは？
「打感ですかね。どちらかというと『TC‐920』のほうが、やわらかく感じられました」

「TC920」は右へ「TC560」は左へ。かなり左右に散らばっていた…

―どういう打感？
「ミズノや地クラブメーカーのアイアンに似たやわらかい鉄の感じがしました。しっかりボールが吸いつく感覚を、手で味わうことができる心地の良い感触です」

―球筋は？
「操作性も良さそうですし、スピンコントロールもしやすかったので、思い通りの球筋を打つことができました。ガンガン飛ばすというより、イメージした弾道で、狙った位置や高さにしっかり打っていける操作性の高さを感じました」

―どのような人向き？
「打感や球筋もそうですが、このモデルをすごく扱いやすいと感じ、イメージ通りに打てる、フィーリングが出せるというゴルファーは、やはりかなりの上級者かなと思います。初級者では味わうことのできない鋭い感覚であったり、スピン量を計算したりする腕前のユーザー向きかなと…。自分もそのレベルに達するまで、もっと練習したいと思います（笑）」

※使用スペック／7I(ロフト角:33度)、NSプロ モーダス3 ツアー105(硬さS・約106.5g）

■ 万振りマン（33）

登録者2万人超えのフルスイング系YouTuber。2017年より数多くの試打動画をYouTubeにアップ。豪快なフルスイングが話題を呼び、人気に火がつく。身長173cm。

• 1WのHS30台・西川みさとの場合
• 1WのHS40台・筒康博の場合

撮影協力／トラックマンジャパン株式会社、ロッテ葛西ゴルフ