松山英樹が語る 4年ぶりにスリクソン回帰の理由
スリクソン ZX7 ドライバーを筒康博が試打「SIMではなくSIM MAX似」
ダンロップ「スリクソン ZX7 ドライバー」の評価は!?
松山英樹が4年ぶりに回帰して話題のダンロップ「スリクソン」シリーズ。「ZX5」と併用した「スリクソン ZX7 ドライバー」は、ヘッドの反発性能を高めた4層構造「リバウンドフレーム」に加え、より操作性を重視したモデルとなっている。この最新作を、「ZX5」や前作「Z785」との違いを踏まえ、ヘッドスピード(以下HS)の異なる有識者3人が採点。変幻自在に球を操るクラブフィッター・筒康博は、どのような評価をくだすのか!?
「フェース面が素直に目に入る」
―率直な印象は?
「前回『ZX5』の時も触れましたが、前作に比べて、圧倒的に見た目が改善された印象です。『ZX7』は、『Z785』よりクラウンがシンプルになり、フェース面が素直に目に入ってくる感じ。すごく構えやすさが改善されたように感じます」
―特にどの部分が改善された?
「『ZX』シリーズでは、フェース上の転写マークが小さくなっているのですが、この小さな変化が、非常に大きな進化に感じられます。『ZX5』も『ZX7』もシルエットが美しく、クラウン後方の赤ラインも効果的に映えることで、ヘッドが全体的に明確に把握できます。視点が散らずにフェースに集中できるため、マークが小さくなっても、ちゃんとターゲットに合わせて構えられる、という進化だと感じました」
―実際に打った印象は?
「フェースの見えやすさが、そのまま打った印象に大きく影響しています。ヘッド前方・フェース側のエネルギーで飛ばしている感覚。『ZX7』は決して寛容性がものすごく高いモデルではないと思うのですが、芯にミートした時の球質の力強さを、ヘッド前方で感じられる分、パワーがあればあるほど飛ばせると実感しました」
―兄弟モデル「ZX5」と比べてどう?
「松山選手が『ZX5』と『ZX7』の2モデルを使い分けているのを見て、違いはどこ?と探ってみたのですが、『ZX5』は操作性、『ZX7』は直進性を強く感じました。違いはアドレスした印象のまま。ややディープバックに感じる『ZX5』のほうが、低弾道で強い球質。シャローバックの『ZX7』のほうが、芯を外しても高さと初速が出るやさしい性能。他メーカーで例えると、テーラーメイドの『SIM』と『SIM MAX』のような雰囲気を感じます」
―寛容性の高い「SIM MAX」=「ZX5」、操作性の高い「SIM」=「ZX7」では?
「いいえ、私は逆に感じました。『ZX7』は、操作する部分をヘッド前方で感じられる点で、軽快な操作感を『SIM MAX』のイメージと重ねて捉えていました。アッパー軌道の傾向が強い私にとっては、ヘッド前方の印象が強いと、入射角が荒れてしまうので、『ZX7』より『ZX5』のほうが好みのヘッドと言えます」
―どのような人向き?
「『ZX5』の時と同じく、テーラーメイド、キャロウェイ以外のモデルを探している人は、一度試してほしいと思います。私はヘッド前方で操作するのが苦手なので、『ZX5』のほうが合うと思いましたが、フェース側でヘッド操作をイメージできる人は『ZX7』向き。5か7で悩んでいる人は、構えた時の“操作感”で決めていいと思います」
ZX5より総合点0.2点↓【総合評価3.9点】
【飛距離】4.0
【打 感】4.0
【寛容性】3.5
【操作性】4.0
【構えやすさ】4.0
・ロフト角:10.5度
・シャフト:ディアマナ ZX60(硬さS)
・使用ボール:市川サンライズゴルフセンター専用レンジボール
取材協力/トラックマンジャパン株式会社、市川サンライズゴルフセンター
筒 康博 プロフィール
プロコーチ、クラフトマン、フィッターとしてプロアマ問わず8万人以上のゴルファーにアドバイスを経験。江東区・インドアゴルフKz亀戸内「ユニバーサルゴルフ スタジオ」トッププロファイラーを務める。
レッスンカテゴリー
- 基本動作アドレス グリップ スイング ドライバー バンカー 練習ドリル
- 弾道別スライス フック トップ ダフリ 高い 低い テンプラ
- スイング改善アドレス グリップ 振り遅れ インパクト フォロー
- 状況 クラブ別ドライバー アプローチ バンカー ラフ 傾斜 アイアン
- 中上級 応用ドロー フェード 距離感 マネジメント スピンコントロール
- ボディケアスキンケア ストレッチ 花粉症 筋トレ アレルギー
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