マジェスティ CONQUEST ドライバーを筒康博が試打「『ゼクシオ エックス』のライバル」
マジェスティ「CONQUEST ドライバー」の評価は!?
マジェスティ CONQUEST ドライバーをご意見番クラブフィッターが試打したら…【筒康博】
高級ブランドとして人気の高い「マジェスティ」から、アスリート志向のゴルファー向きに開発された「CONQUEST ドライバー」。洗練されたデザインもさることながら、振り抜き感に焦点を絞った性能にも注目が集まる。そんな新しいマジェスティドライバーを、ヘッドスピード(以下HS)の異なる有識者3人が採点。ご意見番クラブフィッター・筒康博の評価は!?
「ターゲットが自分にドンピシャ◎」
―率直な印象は?
「『マジェスティ』シリーズは、シニア向けというイメージを抱いている方もいらっしゃると思いますが、この『CONQUEST』はことし50歳を迎える私がメインターゲットではないかと思えるモデルです」
―自身がメインターゲットだと感じたポイントは?
「一番は、広域にカーボンを採用した点。ツアーモデルではすでに当たり前となっているカーボンクラウンですが、『マジェスティ』ブランドで取り入れた点が、やや若年層向きにシフトした証。若干フックフェースに見える構造にプラスして、飛距離と操作性も考えられています。強振できるし、さらっと軽くも振れる。いろいろなニーズに応えてくれる部分が、ターゲットの年齢層をやや下げた点に感じます」
―打感の印象は?
「やわらかいだけでなく、金属の弾いている感じがありつつ、打音はやや抑えめの中音で適度な味わいです。弾き感と食いついている感じのちょうど真ん中といった感触です」
―飛距離性能は高い?
「飛距離に関しては、純正シャフト『スピーダー NX HV340』が大きく影響しています。『スピーダーNX』シリーズは今季、他社のドライバーにも多数ラインアップされていますが、このモデルが一番『スピーダー』の本来持つ、走り系のイメージを色濃く踏襲しているといえます。最近では、高慣性モーメントヘッドに合わせて先端がしっかりしたモデルが多いですが、ここまでシャフトの動きを使える特性は明確でわかりやすく、選びやすいと思いました」
―以前の同社モデルとはどう違う?
「前身であるマルマンの2015年モデル『VANQUISH by MAJESTY ドライバー』は、当時のマジェスティファンに対して、ややシビアな印象でした。その後2020年に、自分で少し操作したいゴルファー向きにシフトした『CONQUEST BK ドライバー』が発売され、やや若い年齢層も手にしたくなるシリーズに定着しました。そういう意味では、ダンロップ『ゼクシオ』のような高い年齢層向きな大元がありつつ、若年向けに派生した『ゼクシオ エックス ドライバー』と近しい存在。イメージは違うかもしれませんが、試打した感想としては、ライバル的な位置にいる気がしました」
―どのような人向き?
「ことし50歳で、平均的なHSである私が対象ということは、同じ世代で高いドローを打ちたいと思っている人向きといえそうです。やさしさとセミオートマチックな性能を求めている方。しかも高級感があって所有感を満たしてくれる。練習量は少ないものの、ラウンド回数はそこそこ多く、できる限り完成度の高いクラブを使いたいという声に、応えてくれる一本だと思います」
ちょうどいい打感が大ハマリ◎【総合評価4.4点】
【飛距離】4.5
【打 感】5.0
【寛容性】4.5
【操作性】4.0
【構えやすさ】4.0
・ロフト角:10.5度
・使用シャフト:スピーダー NX HV340(硬さTOUR S)
・使用ボール:川口グリーンゴルフ専用レンジボール
取材協力/トラックマンジャパン株式会社、川口グリーンゴルフ
筒 康博(つつ・やすひろ) プロフィール
スイングとギアの両面から計測&解析を生かし、プロアマ問わず8万人以上のゴルファーにアドバイス。インドアゴルフ「ゴルフレンジKz亀戸店」のヘッドティーチャーを務める傍ら、様々なメディアにも出演中。大人のゴルフ選びフィッティングWEBマガジン「FITTING」編集長として自ら取材も行う。
レッスンカテゴリー
- 基本動作アドレス グリップ スイング ドライバー バンカー 練習ドリル
- 弾道別スライス フック トップ ダフリ 高い 低い テンプラ
- スイング改善アドレス グリップ 振り遅れ インパクト フォロー
- 状況 クラブ別ドライバー アプローチ バンカー ラフ 傾斜 アイアン
- 中上級 応用ドロー フェード 距離感 マネジメント スピンコントロール
- ボディケアスキンケア ストレッチ 花粉症 筋トレ アレルギー
- ルール マナーゴルフ規則 マナー