万振りマン「フェースの色味が気になる」

―前作と比べてどう？
「大きく違う点は構えやすさです。『Z F85』はフェースが黒色で、クラウンと同系色のため、くすんで見えてしまいました。シルバーだった前作『Z F65』と比べ、フェース単体として視認しにくく、ターゲットに対して構えにくく感じてしまいました」

―色味が黒だと構えにくい？
「はい。フェースの色とクラウンの色が同じだと、フェースがどちらを向いているのかが不明確で、目標に対してアライメントをとりづらいように思います。やはりフェースはフェースとして、クラウンとは分けて考えたいので…」

上から見た印象もかなり違う…

―なるほど…。他に違いは？
「前作はクラウンの素材が、カーボンではなくチタンなので、打音がかなり高かったです。カチーンという甲高い音。自分はどちらの音も好きなので、評価には影響しませんが、その違いは明らかでした」

―弾道の違いは？
「前作は弾きは強いのですが、上にふけてしまう傾向があります。新作のほうが、前に前に飛んでいってくれる。何というか、フェースにバネがついていると思うような感覚です」

前作より高さは抑えめで、前に飛んでいく感じがアップ

―違いはどのあたり？
「やっぱりカーボンなので、フェースへの食いつきは新作のほうがあったように思います。しっかりボールがフェースに乗って、それから離れていく感覚があり、食いついてくれるぶん操作性や寛容性もこちらのほうがあるように思います」

―総合的には新作のほうが上？
「そうですね。カーボン自体の食いつきもそうですし、球をつかまえた時の手ごたえがビシッと来る感じ、手に残る感覚がすごく良かったです。気持ちの良いFW。ただ、引っかかるのは見た目。フェースの色がもう少しラインを出しやすい色味であれば、はっきり『新作のほうが良かった』と言えたのですが…」

※使用スペック／5番(ロフト角:18度)、フレックス:S(ミヤザキ マハナ）

■ 万振りマン（33）

登録者1万人超えのフルスイング系YouTuber。2017年より数多くの試打動画をYouTubeにアップ。豪快なフルスイングが話題を呼び、人気に火がつく。身長173cm。

• 1WのHS30台・西川みさとの場合
• 1WのHS40台・筒康博の場合

撮影協力／トラックマンジャパン株式会社、ロッテ葛西ゴルフ