topics

マスターズ優勝1W「スリクソン ZX5」を辛口解説 ~ミタナラバコウタロウ~

2021/04/28 14:05
松山英樹がマスターズを制した「スリクソン ZX5 ドライバー」を辛口評価

ゴルフレッスンスクール「ゴルフテック(GOLFTEC)」の三田貴史コーチ(ミタ)と吉田幸太郎コーチ(コウタロウ)が、話題のクラブを“忖度なし”で解説する動画コンテンツ『ミタナラバコウタロウ』。今回は、松山英樹の「マスターズ」制覇に貢献した住友ゴム工業「スリクソン ZX5 ドライバー」について解説する。お祝いムード一色でも、辛口トークは健在です!

「なんでコレなんだろう?」からの結論

まず2人が関心を寄せたのは、長く契約外メーカーのドライバーを握ってきた松山が、4年ぶりにスリクソンに戻したことだ。三田コーチは「たぶんフィーリング的な部分だと思う」と切り出すと、「最初の彼女に久々に会ったら、すごいオレ好みになってるじゃん…みたいに付き合いはじめた感じなのかな」と妙にリアルな例えで表現。吉田コーチが「一定のバックスピン量が欲しかった松山選手の意図を反映させたクラブ」と補足し、三田コーチは「松山選手の要望を具現化した“松山モデル”だね」と賛同した。

その性能について三田コーチは、「慣性モーメントと初速性能は(同社製の)過去モデルでは一番で、扱いやすくなった印象」と評価。一方で、他社モデルとの比較では「各カテゴリでもっと秀でたモデルは他にもいっぱいある。全体の数値的なバランスでいうと、あまり特長がない。(松山は)なんでコレなんだろう?と思ったところ」との独自意見を加え、それこそが「たぶん、彼が求めていたところなんだと思う」と推測する。尖った要素を消して、ヘッドの据わりやアドレス時のフェースの見え方などに調整を加えることで、「彼にしか分からないフィーリングとマッチしたモデル」と結論づけた。

類似モデルはピン「G410 PLUS」

“特長のなさ”がそう感じさせるのか、「僕には物足りなさが、正直ありました」と明かす三田コーチ。「ただ、これは松山選手が使…うべき、ヘッド。ね、うん。というところです」とまとめたが、吉田コーチは「なんか歯切れが悪い感じがしますけどねえ」とズバリ。すると三田コーチは「だって、コレ飛ぶ?」といよいよ本音が漏れはじめた。

とは言え、「平均点以上(の飛距離)はもちろん出ている」とも認める三田コーチ。気になるアマチュア適正は「スリクソンが好きな人」「バックスピン量が少ない人」「飛びよりも左右の安定感が欲しい人」。重心位置はニュートラルでクセがなく、扱いやすいヘッドに位置づけ、類似モデルにピンの「G410 PLUS ドライバー」を挙げた。2019年の人気モデルに「ちょっと初速が入ったイメージ」と例えると、吉田コーチは「めちゃくちゃいいヘッドじゃないですか!」と興味津々。三田コーチは「もし『G410 PLUS』と同じシーズンに『ZX5』が発売されていたら、比較対象のモデルになってザワつかせたでしょうね」と想像した。

その後は、同シリーズの「スリクソン ZX7 ドライバー」や、ほかの優勝ギアについても解説を進めるミタ&コウタロウ。三田コーチが「問題はね…」と表情を曇らせた理由など、気になる続きは動画でチェック!

ミタナラバコウタロウ 記事一覧

ダンロップ
大きな飛距離と寛容性
発売日:2020/10/17 参考価格: 72,600円
ダンロップ
大きな飛距離と操作性
発売日:2020/10/17 参考価格: 74,800円
ダンロップ
発売日:2019/03/16 参考価格: 116,640円
ダンロップ
石川遼の使用ボール!
発売日:2010/03/20 参考価格: 6,300円