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進化が著しい最新アイアンの選び方 ~ミタナラバコウタロウ~

2021/07/07 14:00
最近のアイアンは進化しており「コーチ業に影響する」ほどやさしくなっているとか…

ゴルフレッスンスクール「ゴルフテック(GOLFTEC)」の三田貴史コーチ(ミタ)と吉田幸太郎コーチ(コウタロウ)が、話題の最新クラブを“忖度なし”で解説する動画コンテンツ『ミタナラバコウタロウ』。今回のテーマは、「すごい勢いで種類が出てきた」というアイアンの選び方。参考としてテーラーメイドのモデルを引き合いに出しながら、三田コーチが独自視点によるアドバイスを送った。

一番大事なのは「ボールが上がること」

三田コーチによれば、アイアンは昔のモデルとは違って「ある程度の技量があれば良い球が打てちゃう」と感じるほど、素材や構造が進化しているという。なかでも、最も大切な要素に挙げるのは「球が上がること」。アイアンはグリーンに止めるクラブだけに、「高さが出なければ、落下角が取れずに転がってしまう」では意味を成さないわけだ。

落下角とはボールが着弾する角度を示し、三田コーチは「ぜひ着目してアイアンを選んでいただきたい」と強調する。一般的に「日本のグリーンなら40度あればだいたい止まると思う」という目安に挙げるのは「7番アイアンで45度」。この条件を満たせれば、ほかの番手でも近い落下角の数値が得られるという。

ヘッドは大きいほど◎ 中空モデルも上がりやすく進化

打ちやすいアイアンを形状で見分けるにあたり、三田コーチが着目するのはヘッドサイズだ。「単純にヘッドサイズが大きければスイートスポットも広いので、打点が多少ズレても飛ぶ」。ソール幅にも注目したい。「幅が厚いだけ慣性モーメントは大きくなり、その値が大きいほど上がりやすくなる」と続け、参考例のモデルとして「SIM2 MAX アイアン」や「SIM グローレ アイアン」を挙げた。

また、近年は多くのモデルが登場している中空アイアンもピックアップ。かつては初速と飛距離アップはかなうものの、三田コーチの目には「多くのアマチュアゴルファーは球が上がっていなかった」と映っていた。しかし、最近の中空モデルは「ストロングロフト化が進んでロフトは立っているのに、高さがちゃんと取れる構造になってきた」と印象は様変わり。「P770 アイアン」や「P790 アイアン」がおすすめモデルだという。

ボールを止める指標のひとつになるバックスピン量は「中空のほうが少ない」というものの、そこはボールの高さ、つまり前述した落下角でカバー。「とにかく風に強い」という球質も、アマチュアにとってはスコアメイクの助けになりそうだ。

難しそうでも“高嶺の花”と思わない

最近の小ぶりな中空モデルのなかには、一見すると1ピースのマッスルバックのように映る形状も増えてきたが、「見た目がきれいな“高嶺の花”と思わず、ちょっと声をかけてみる価値はある」とプッシュする三田コーチ。その後は本題からやや脱線し、進行役の吉田コーチが「クラブのヘッドの話をしてください!」と軌道修正しながらエンディングを迎えた。そんなやりとりにもクラブ選びのヒントが含まれている(かもしれない)ので、詳しくは動画をチェック!

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