スリクソン新ドライバーが国内女子ツアーで快進撃を続ける理由
ダンロップ「スリクソン」の未発表モデルが快進撃を続けている。「住友生命Vitalityレディス 東海クラシック」尾関彩美悠の初Vを皮切りに、「ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープン」山下美夢有、「日本女子オープン」勝みなみ、「スタンレーレディスホンダ」小祝さくらと、新1W使用の選手が国内女子ツアーで4連勝を飾った。1Wの活躍だけが優勝の理由にはなりえないが、何らかの影響を受けているのでは? と感じた編集部は、リリース前のクラブの秘密に迫った。
スイッチの早さが物語る秀逸なフィーリング
「国内女子ツアーでは、新モデルを『東海クラシック』の週から本格的に投入していますが、これほどスムーズに切り替わったのは異例です」と教えてくれたのは、ダンロップスポーツマーケティング企画本部広報部部長の浅妻肇氏だ。
「新モデル切り替えについて、例年では国内男子プロより慎重派の多かった女子プロですが、意外にも早い段階で多くの選手が切り替えました。感性を大事にするプロゴルファーが、シーズン佳境にクラブを変更することは、相当大きな勇気が必要です。ここまでスムーズに移行した理由は、計測データでの感触はもちろん、見た目や振り抜きやすさのフィーリングの部分で、好印象に映ったからだと推測します」
未発表ながら、徐々にベールの中身が明らかになりつつあるスリクソンの新1W。マット仕上げのクラウンと、前作よりやや精悍に見える顔立ちは、多くのゴルファーに受け入れられる要素となりそうだ。
PGA化した選手が求める“グローバル感”
「新スリクソンが結果を出している理由として、現在の国内女子ツアーが米男子(以下PGA)化しているから」と分析するのは、「クラブ試打 三者三様」でもおなじみ、インドアゴルフレンジKz亀戸店ヘッドティーチャーの筒康博氏だ。
「明らかに飛距離は違いますが、コースのシビアさや毎週行われる環境下で、最近の国内女子はPGAのデータを模範に、スイングやセッティングを近づけている印象を受けます。打ち出しから高く飛び出し、ビッグキャリーで飛ばす。世界の傾向に合わせながら、狙い通りの場所へ置くドライバーショットを目指している気がします」
「最新モデルの画像を見ると、前作より海外ツアー選手の意見が反映されている顔付きに見えます。『ZX5』『ZX7』後継機種は、それぞれ違いはあるものの、よりグローバルモデルを意識したデザイン。海外4大ブランドに引けを取らない、国産の代表格といえる雰囲気を感じます。PGA化した女子選手にハマった理由も、そのような要素が働いたからではないでしょうか」
2 or 4機種でのラインアップか 『5』の変化にも注目!
新1Wの各モデルについては、「かなりイメージチェンジした印象ですが、特に『5』が大きく変わったように見えます」と予想する筒氏。
「『ZX5』と『ZX7』の2機種のみで展開するのか、全米ゴルフ協会(USGA)とR&Aの登録リスト通り『ZX5 LS』『ZX7 LS』を加えた4機種でいくかはわかりませんが、『5』は前作に比べてシャロー感が出て構えやすくなり、『7』は正統進化という印象です。海外ブランドの対抗馬となる筆頭ブランドとして、どのような性能を打ち出してくるのか。今から発表が楽しみです」
発表はもう間近と噂されている新スリクソン。ツアーでの実績が積み重ねられるほど、期待は膨らむ一方だ。
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