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今年、最も注目されたアイアンは!? 2022年アクセス数ランキングTOP10

2022/12/25 10:00

ピン、ミズノ、スリクソンの三つどもえの戦いを制したのは!?

2021年1月1日~12月15日までのアクセス数を集計

コロナ禍の行動規制が前年より抑えられ、久しぶりに大勢での競技やコンペが多く開催された2022年。ゴルファーの注目を集めたクラブは何だったのか? GDO『ギアカタログ』でアクセス数が多かったモデルを、ランキング形式で発表する。第1弾のパター部門に続き、第2弾はアイアン部門!

■第10位:JPX 921 TOUR アイアン(ミズノ)

2020年10月9日発売、ロフト角:34度、ライ角:61.5度(※全て7I表記、以下同)

9月に発売されたミズノ「JPX923」シリーズの前作「JPX 921 TOUR アイアン」が第10位に。大型のイメージが強い「JPX」の中で、精悍(せいかん)な見た目の「TOUR」は、多くのPGA選手に支持されてきた。国内でも、今季「ミズノオープン」を制したスコット・ビンセント(ジンバブエ)が使用し、同社冠大会で同社製の実力を見せつけた。

■第9位:ミズノプロ 225 アイアン(ミズノ)

2021年10月15日発売、ロフト角:30度、ライ角:61.5度

昨年発売のミズノ「ミズノプロ」シリーズから、中空構造ヘッドでスッキリした形状の「ミズノプロ 225 アイアン」がランクイン。同社鍛造モデル史上最高反発を生む飛距離性能が魅力で、「新製品レポート」の編集部・ホッシーは、「ぶっ飛び系というわけではない、やりすぎ感のない感じがちょうどいい」と、その適度さを評価していた

■第8位:P770 アイアン 2020年モデル(テーラーメイド)

2020年9月11日発売、ロフト角:33度、ライ角:62.5度

来年1月発売を発表したばかりのテーラーメイド「P770」シリーズから、前作モデルが第8位に。マッスルバック形状でありながら、飛びにも妥協しない中空構造で、飛び系アイアンを比較する企画にて、石井良介プロは「ドローとフェードの打ち分けがしやすい分、芯を外したときは飛距離をロスしやすい」と、シビアな部分も強調していた

■第7位:ツアーB X-CB アイアン(ブリヂストン)

2018年9月14日発売、ロフト角:32度、ライ角:62度

第7位に入ったのは、18年発売の「ツアーB X-CB アイアン」。打感に定評のある軟鉄鍛造キャビティで、発売から約4年が経過する今でも使用プロが多い。今季2勝をマークした堀川未来夢、米ツアー初優勝を果たした古江彩佳も使用。「中古ギア情報」によると、6本セット5万円台から見つかるとのことで、コスパの良さも魅力だ。

■第6位:スリクソン Z-フォージド アイアン(ダンロップ)

2019年3月16日発売、ロフト角:33度、ライ角:62度

第6位は、松山英樹が使用する「スリクソン Z-フォージド アイアン」。16年発売「スリクソン Z965 アイアン」からスイッチして以降、使用し続けるエースアイアンは、昨年「マスターズ」制覇にも貢献したことで、信頼度は厚い。口コミ欄には、「マッスルというよりキャビティ?と思えるほど打ちやすい」「完成度が高い」と称賛する声が並ぶ。

■第5位:i525 アイアン(ピン)

2022年2月18日発売、ロフト角:29度、ライ角:62度

第5位には、今年発売の新モデルが初登場。ピン「i525 アイアン」は“操れる飛び系”として、操作性と飛距離性能の高さが魅力。「クラブ試打 三者三様」の西川みさと氏は、「フェース後方の厚みがなく、スッキリしていて、構えやすい。ただ、見た目が小ぶり過ぎて、7番までが限界かも…」と評価しつつ、気になる点にも言及していた

■第4位:JPX 921 FORGED アイアン(ミズノ)

2020年10月9日発売、ロフト角:31度、ライ角:61.5度

10位に続き、ミズノ「JPX921」シリーズが第4位に。「JPX 921 FORGED アイアン」は、「HOT METAL」ほど厚ぼったくなく、「TOUR」よりスリムではない、中間的な機種として、国内女子ツアーでの使用率が高い。シーズン序盤に5勝をマークした西郷真央も使用しており、「自分のイメージした出球や打感にそろいやすい」と信頼を置く。

■第3位:X FORGED STAR アイアン(キャロウェイ)

2021年10月22日発売、ロフト角:29度、ライ角:62度

堂々のTOP3入りを果たしたのは、キャロウェイ「X FORGED STAR アイアン」。打感を優先するプロから支持を得る軟鉄鍛造キャビティで、ミズノ契約からフリーに転身した原英莉花、来季出場権をかけたQシリーズで惜しくも涙を流した西村優菜ら、話題となった選手が使用していたことでも注目された。

■第2位:i210 アイアン(ピン)

2018年9月6日発売、ロフト角:33度、ライ角:62度

約4年ぶりのリニューアルとなったピン「i」シリーズから、前作「i210 アイアン」が昨年4位→2位にランクアップ。クラブは一般的に、2年周期の入れ替えが主流であるため、4年間という長期体制は、ネット上でさまざまな憶測を呼んだ。発売時期や名称を予想する同社ファンが溢れ、「もう待てない! i210買うー」と嘆く声も散見された。

■第1位:スリクソン ZX5 アイアン(ダンロップ)

2020年10月17日発売、ロフト角:31度、ライ角:62度

今年の第1位は、20年発売「スリクソン ZX5 アイアン」が輝いた。「ZX5 Mk II」の発売で再注目されたことも要因に挙げられるが、それ以上に、フェアウェイキープ率7季連続No.1の稲森佑貴と、今季女子No.1の山下美夢有が使用したことで、アクセス数を稼いだ。“曲がらない男女”が選んだモデルとして、今後も人気は高まりそう。