今なら中古で手に入る? 松山英樹の2021年マスターズ優勝ギア
2023年の「マスターズ」もいよいよ最終日。2年前の歓喜の瞬間は今でも記憶に新しい。松山英樹が優勝した直後は使用ギアが品薄状態となり、入手困難が続いた。現在はどうだろうか。快挙達成に貢献したクラブは中古ショップで手に入るのか、状況を調査してみよう。
ドライバーは住友ゴム工業(ダンロップ)の「スリクソン ZX5」。2020年に発売されたモデルで、「Z」に「究極の」、「X」には「飛び」の意味が込められている。2016年の秋から頻繁に1Wをスイッチしていた松山が4年ぶりに同社のモデルを選んだ決め手は、アドレス時の見た目。「構えたときの顔が良い。見た目はメチャクチャ大事」とコメントしている。現在は2万円台後半からが相場となっており、在庫も豊富に見つかる。シャフトは、グラファイトデザインの「ツアーAD DI」(2009年)を長年愛用している。古いモデルのため探すのはなかなか難しいが、1万5千円から見つかるだろう。
3Wは、テーラーメイド「SIM2 フェアウェイウッド」(2021年)。体積が170ccと小ぶりなヘッドに約80gの「Vスチールソール」を配置することで低重心設計を実現し、高弾道と抜けの良さを両立させたモデル。限定モデルとして発売されたため、中古ではなかなか見つけられないが、2万円台前半からが相場だ。3UTは同じく限定モデルのテーラーメイド「SIM UDI ユーティリティ」(2020年)を使用。操作性の良いアイアン型UTで中古の在庫は多くないが、2万円前後で手に入れることができる。
アイアンはダンロップ「スリクソン Z-フォージド」(2019年)。6本セットで5万円からが相場だが、発売から4年が経った今でも中古在庫は少ないため、探している人は在庫状況をこまめにチェックしてほしい。ウェッジは、同じく19年発売のクリーブランド「RTX4 フォージド」を使用していた。松山が使ったモデルのソール形状は市販品と異なるようだが、現在は中古で6千円前後から見つけられる。
オーガスタナショナルでウィニングパットを決めたパターは、ピン型のスコッティキャメロン「ニューポート2」。サークルTと呼ばれるプロトタイプを使っていたため、市場に出回ることは少ないだろう。松山はインパクト時の打音が大きいパターを好むという。
ドライバーとウェッジは状態の良いモデルを探すことができるが、それ以外のギアは現在も手に入りにくい状況が続いている。松山のマスターズ優勝ギアをそろえたい人は、根気よく中古ショップで探し続ける必要があるだろう。
<2021年 マスターズ最終日のクラブセッティング>
ドライバー:ダンロップ スリクソン ZX5(ロフト9.5度)
シャフト:グラファイトデザイン ツアーAD DI-8 (硬さTX、長さ45.25)
フェアウェイウッド:テーラーメイド SIM2(3番15度)
ユーティリティ:テーラーメイド SIM UDI(3番19度)
アイアン: ダンロップ スリクソン Z-フォージド(4番~PW)
ウェッジ:クリーブランドRTX4 フォージド(52、56、60度)
パター:スコッティキャメロン ニューポート2 プロトタイプ
ボール:スリクソン Zスター XV
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