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「新シリーズと二代目でHOT LISTを席巻!」 ~キャロウェイ編~ 2014年 Vol.3

2014/06/26 09:00

二代目となる300ヤードスプーンの進化点

昨年大ヒットとなった「X2 HOT」は、さらなる進化を遂げてユーティリティまでそのテクノロジーが浸透している

300ヤード飛ばせるという謳い文句で、昨年度に空前の売り上げを記録したX HOT フェアウェイウッド。その二代目となるX2 HOT フェアウェイウッドが、本年度の『HOT LIST』でもゴールド賞を獲得した。試打テスターからは、フェースの弾きがいい、前作よりも打ちやすくなったという意見が多く寄せられたモデルだ。この新しいフェアウェイウッドは、従来モデルからどのように進化しているのか。

「フェアウェイウッドは、重心設計のバランスが難しいクラブです。球を上げやすくするためにはヘッドの重心を深くして、インパクトでフェースが上を向く度合いを大きくしたほうがいいのですが、やりすぎるとフェースの下のほうでボールをヒットしやすいクラブになってしまいます。前作のX HOT フェアウェイウッドは、球が上がりづらいのではないかとの懸念から、フェースが上を向く度合いを大きめにしたモデルでした。そのために一部のゴルファーからは、トップ気味の球が出やすいという意見も寄せられていました。そこで新モデルのX2 HOT フェアウェイウッドでは、重心位置を前モデルよりもフェース寄りにして、インパクトでヘッドの上を向く度合いを少なくしています。そのおかげでヘッドがボールに対して素直に入ってくるようになり、さらに芯で打ちやすいモデルになっています」(倉島氏)

ヘッドが上向きになりづらい新モデルは、従来のモデルよりも球が上がりづらくなっていそうだが、決してそんなことはないと倉島氏は言う。

「前モデルのX HOTフェアウェイウッドと新モデルのX2 HOTフェアウェイウッドには、ともに反発の高いフォージドのカップフェースが採用されています。これによってフェアウェイウッドでも格段にボール初速をアップさせることに成功したのですが、ボール初速がアップすると、従来よりも打ち出し角が上がるという利点もあります。前モデルの開発段階でもそのことは分かっていたのですが、前モデルではこれまでのフェアウェイウッドのヘッド設計を踏襲した部分があり、その結果として少しフェースの下目に当たりやすいモデルとなっていたのです。

ヘッドの重心が深ければ、インパクトでヘッドが上向きになりやすく、ボールを上げやすくはなりますが、フェースの下目に当たると肝心のボール初速が落ちてしまいます。対してヘッドの重心が浅めであれば、フェースの芯でボールをヒットしやすいのでボール初速がアップし、なおかつ球が上がりやすいクラブになります。反発のいいフォージド・カップフェースの利点を、ヘッドの重心設計によって最大限にいかしたクラブ。それが新しいX2 HOTフェアウェイウッドです」

飛ばせるユーティリティと、さらにその先にあるもの≫
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キャロウェイ
発売日:2014/02/14 参考価格: 81,000円