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「“やさしく遠くへ”を追求したゼクシオの新発想」 ~ダンロップ編~ 2014年 Vol.6

2014/08/12 09:00

ドライバーのグリップ重量を軽量化した理由

アイアンではどの番手でも同じ振り心地が得られるように設計されている

スイング慣性モーメントを採用した『ゼクシオ エイト』のドライバーは、総重量が前モデルよりも10グラム軽量化されている。シャフトを1グラム軽量化し、ヘッドを1グラム増量してプラスマイナスゼロ。つまり、大きく軽量化されたのはグリップ重量だ。わざわざシャフトのバランスポイントを手元寄りに設計しているのにグリップ重量を軽くするのは、クラブの設計思想と相反しているようにも思える。実際、HOT LISTの特別テスターのなかには、その点に疑問を持つ者もいた。

「クラブの慣性モーメントとして考えると、そう思われるかも知れません。しかし、『ゼクシオ エイト』で採用しているスイング慣性モーメントは、クラブだけではなく、スイングする人間のカラダを含めた計算値に基づいています。クラブヘッドから左肩まで含めて計算すると、グリップはその中間部分でしかなく、軽いほうが振りやすくて、ヘッドスピードを上げることができると分かったのです。『ゼクシオ エイト』のドライバーは、スイングウエイトがD3と重めのバランスになっていますが、振ってみると非常にラクに振ることができます。実際、試打したゴルファーの方々からも高い評価をいただいていますよ」(川見洋史氏)

『ゼクシオ エイト』のシリーズは、ドライバー、フェアウェイウッド、ユーティリティ、アイアンで、それぞれ異なる重量のグリップが装着されている。これはどの番手でも同じ振り心地が得られるように、スイング慣性モーメントを計算した結果だ。メーカーとしてはグリップの在庫が増えるだろうし、製造工程で余計に手間が掛かることも想像にたやすい。それでも、ゼクシオはやってのける。すべては“やさしく遠くへ”の信念があるからこそ。

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ダンロップ
発売日:2013/12/07 参考価格: 86,400円