軽くて硬いドライバーが飛距離アップに有利なワケ

軽くする一番のメリットは、クラブが振りやすくなり、必然的にヘッドスピードがあがることです。また、クラブが制御しやすくなることで、アマチュアに圧倒的に多い振り遅れのミスを軽減し、フェースが開いたままボールにアタックするのを防いでくれるというメリットもあります。そして硬めのシャフトは、長尺化によって増えた負荷に対しても暴れることなく、ミート率を上げる役割を果たします。つまり、軽くて硬めのドライバーを使うことで飛距離アップできる可能性が高いということです。

デメリットはヘッドの性能で打ち消す

広いスイートエリアが特長のG30 ドライバー。軽量シャフトとの相性も抜群だ。

クラブの総重量が軽くなったことで、注意すべき点もあります。それは、操作がしやすくなる反面、手打ちになりやすく、フェースセンターでヒットするのが難しくなること。このデメリットを打ち消すためには、スイートエリアが広く、比較的重量のあるヘッドを合わせてやることが重要になります。やや重めのヘッドを使ったとしても、結果としてクラブの総重量は軽くなり、振りやすさは格段に上がるはずです。

フレックス選びのポイント

ところで、実際にシャフトを選ぶとき、フレックスはどうやって決めますか？自分はヘッドスピードが遅めだからRシャフトで･･･なんていう選び方をされている方は要注意。ヘッドスピードが40m/s未満であってもSシャフトが合う方も大勢いるのですから。フレックスを決める要素は、ヘッドスピードだけではなくスイングタイプも考慮しなくてはいけません。一般的には、ゆったりとしたスイングで大きく振るタイプには軟らかめのシャフト、切り返しのタメが大きく、インパクトで叩くように打つタイプには硬めのシャフトが合います。また、同じフレックス表記でも、メーカーやモデルによっても硬さが違いますから、先入観を捨て、いろいろなフレックスを試してみるのがベストです。硬めの軽量シャフトもぜひ打ってみてください。

次のページでは飛距離アップにおすすめの、ドライバーヘッドと軽量シャフトの組み合わせを紹介します！