クラブ選びに悩んだら…スライサー向けドライバーの見つけ方
球筋を改善するにはフェースの向きが重要
市場調査ではゴルファーの7割はスライスに悩んでいるとのことですが、スイングを改善することだけでなく、ゴルフクラブを替えるだけでいくらか改善できることをご存知ですか。今回は最新ドライバー35本をクラブ計測し、スライス改善に役立つドライバーを探してみました。
右を避けるために必要な要素はいくつかあるのですが、影響力が高いといわれているのはクラブを構えた時にフェースが左を向いているかどうかです。ボールはフェース方向に飛び出していくため、たとえスライスしても左に飛び出し、右のOBまではいかなくなるでしょう。
フェースが左を向いている最新ドライバーTOP5
フェースがターゲットに対してどこを向いているかは、「フェース角」を調べることで明らかになります。数字の頭に“左”がついているのはフックフェースとなり、角度が大きいほどボールがつかまる効果が高くなります。
メーカー側が発表しているカタログ表記でもフェース角を知ることはできますが、計測の仕方が異なり、他社クラブと比べることが難しいのが現状です。そこで今回は、計測機関にお願いし、統一の計測方法で測定しました。日本人のアドレスのライ角を調査したところ、40~45度の範囲が多いことから、ライ角を45度にしたときのフェース角を計測しています。
フックフェースのドライバーを使うにあたり、注意することが一つあります。それはフェースをターゲットに対してストレート(スクエア)に合わせず、左を向いたまま構えることです。フェースがターゲット方向に向いておらず、構えづらいと敬遠されがちですが、ゴルフクラブのヘッドはスイング中にフェースが開く(右を向く)力が働くため、スライス対策に関していえば効果は絶大です。
(※ギアカタログでは左上の「スペック」タブを押すと、フェース角など詳細データがご覧いただけます。)
試打評価で選びたいなら「HOT LIST JAPAN」
ゴルフクラブの特性は計測した数値である程度判断することができますが、実際に試打した評価で判断したいときにおすすめなのが、ゴルフクラブのレーティング企画の「HOT LIST JAPAN」です。今年から絞りこみ機能が加わり、「スライサー向け」のクラブをソートしてみることができるようになりました。これらを駆使して、ぜひ自分に合ったゴルフクラブを見つけてみてください。