ボール変更で15ydもの飛距離差…自分の最適スピン量モデルを探せ!
初速No.1ドライバーは? 2019最新モデル一斉抜き打ち検査
反発性能の高さはボール初速に影響する!?
今年発売のドライバーはフェースの反発性能に注目が集まっている。テーラーメイド「M5/M6」は高反発ヘッドをルール適合ギリギリに戻し、キャロウェイ「エピックフラッシュ」はAIを駆使してフェース形状を開発、「ミズノプロ」は同社史上最高の反発性能と謳っている。そんな話題の最新モデルを集め、弾道測定器GC2にてボール初速の計測を行い、人気クラフトマン鹿又芳典氏に分析してもらった。
―19年モデルの傾向は?
「全体的に反発性能が高いモデルがそろっているのは確かです。2008年に規制がつくられるまで、各社メーカーは反発の高さを競い合ってきました。それから約10年が経ち、今度はルールギリギリを狙った競争が成熟化したことで、しっかりテクノロジーとして形になったモデルが多く発売されたのだと思われます」(鹿又、以下同)
「サブゼロ」が圧倒的1位!
―結果について率直な感想は?
「今回1位となったキャロウェイ『エピック フラッシュ サブゼロ ドライバー』は初めて打った時に、その飛びだす出球の強さに驚きました。打ち出すパワーだけを比べたなら断トツの1位だと思います。2位のテーラーメイド『M6 ドライバー』も、その反発の高さがしっかり初速に反映されています。3位のタイトリスト『TS3 ドライバー』はヘッドスピードを上げる要素が詰まっていて、同じ力量で振ってもより初速を生み出す性能が備わっていると言えます」
―初速が飛距離に直結する?
「ボール初速は、あくまでもスタートダッシュの速さのみです。飛距離につながる要素の一つではありますが、それがすべて結果につながるかと聞かれたらNOと言えます。ドライバーショットは初速だけでなく、打ち出す角度やスピン量によっても弾道が違います。ランを含めた飛距離も違うと言えます。それが今回の結果から、初速の順位がすべて飛距離の順位となっていないことが証明しています」
初速だけではない! 飛距離は“終速”も大事
―初速以外で重要なのは?
「野球のピッチャーが投げるボールにも初速と終速という基準があるように、“初速”も重要ですが、落ち際のもうひと伸びやランの有無に関わる“終速”が、飛距離に大きく影響します。ですから、反発係数だけではなく自分に合った打ち出し角、スピン量、つかまり具合で、理想の弾道が打てるモデルを選ぶべきと思います」
取材協力/ジャパンゴルフスクール
鹿又芳典(かのまた・よしのり) プロフィール
豊富なギア知識と年間2000本以上にも及ぶ試打経験を生かし、クラブフィッターとして数多くのゴルフ媒体で活躍中。ゴルフショップ マジック主宰。
レッスンカテゴリー
- 基本動作アドレス グリップ スイング ドライバー バンカー 練習ドリル
- 弾道別スライス フック トップ ダフリ 高い 低い テンプラ
- スイング改善アドレス グリップ 振り遅れ インパクト フォロー
- 状況 クラブ別ドライバー アプローチ バンカー ラフ 傾斜 アイアン
- 中上級 応用ドロー フェード 距離感 マネジメント スピンコントロール
- ボディケアスキンケア ストレッチ 花粉症 筋トレ アレルギー
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