高値で売れるFWとUT 2強はピン「G410」「G400」
2020/05/29
自宅に眠るゴルフクラブを売るのなら、まずは高値が付くクラブの傾向を押さえておきたいところ。前回のドライバー編に続いて、今回はフェアウェイウッド(以下FW)とユーティリティ(以下UT)の相場事情を、ゴルフショップ『ゴルフガレージ』の担当者に聞いた。 ※買い取り価格は査定ランク『B』(ページ下参照)に設定
ドライバーと同じくピンが高値傾向
『ゴルフガレージ』多摩店(東京都多摩市)の塙裕之店長によると、最近はアイアンよりもボールを高く上げやすいショートウッドの人気が高まり、ドライバーに比べてFWとUTの買い取り価格の値崩れが抑えられているという。なかでも、ピンの近年モデルの人気はトップクラス。「FWとUTともに、『G410』と『G400』シリーズはいまだに品薄が続いています。いまの“2強”ですね」。ドライバーと同じく、ピン契約の女子プロたちの活躍も根強い人気を支えているようだ。
買い取り価格を調べてみると、2019年発売の『G410 フェアウェイウッド』は1万6000円前後、『G410 ハイブリッド』は1万3000円前後。17年発売の『G400 フェアウェイウッド』と『G400 ハイブリッド』は、ともに1万1000円前後となっている。
ドライバー → FW・UTと段階的に品薄へ
そのなかでも、『G410』シリーズのFWとUTは「入荷したらすぐに売れる。回転がすごく早いんです」という人気ぶりだ。昨夏に渋野日向子が「AIG全英女子オープン」を制してから同シリーズのドライバーは在庫なしの時期が続いたが、現在はFWとUTが同じ状況にあるという。
「新製品が出ると、まずは最初に買われるのがドライバーです。その性能を気に入ると、続いてFW、UTを購入する順番になるのだと思います。いまはFWとUTがすごい勢いでなくなっている状態ですね」。『G410』シリーズが発売されてから約1年が経ち、中古市場ではちょうどFWとUTの需要が高まる時期にあるようだ。
「2強」に次ぐ高値傾向のモデルは
そのほか、買い取り価格の値崩れが小さいモデルについて、塙店長は「UTで言えばテーラーメイドですね。『M4』(M4 レスキュー/2018年発売)や『M6』(M6 レスキュー/19年発売)などは品薄です」と明かす。FWやUTはドライバーと違い、現行モデルよりも2世代ほど前のモデルに人気が集まる傾向にあるという。「値段は安いし、性能も十分。ドライバーほどお金をかけたくない方が多いのだと思います。特にその傾向にあるのが、ピンとテーラーメイドですね」。5月末時点の買い取り価格は『M4 レスキュー』が6000円前後、『M6 レスキュー』は7500円前後となっている。
自宅にいながらクラブを売れる
新型コロナウイルスの感染防止のため外出を控えているゴルファーには、インターネットを利用した買い取りサービスがオススメだ。自宅にいながら査定から入金確確認までを行え、すでに多くの中古ショップで導入されている。同店ではホームページから申し込みをし、運送会社から配送される梱包箱にクラブを詰め込んで配達員に渡す仕組み。手数料や送料は無料で、メールで査定額が伝えられる。納得できれば売買が成立し、買い取り額が入金される。「査定額は店舗への持ち込みと変わらないですし、ご利用されている方は増えていると思います」(塙店長)という。
次回はアイアンの相場事情をお届けする。
※査定ランクB:クラウン・バックフェース・シャフトに傷はなく、ソール・フェースに目立たない傷はあるが、全体的にきれいな状態(ゴルフガレージの査定基準による)
レッスンカテゴリー
- 基本動作アドレス グリップ スイング ドライバー バンカー 練習ドリル
- 弾道別スライス フック トップ ダフリ 高い 低い テンプラ
- スイング改善アドレス グリップ 振り遅れ インパクト フォロー
- 状況 クラブ別ドライバー アプローチ バンカー ラフ 傾斜 アイアン
- 中上級 応用ドロー フェード 距離感 マネジメント スピンコントロール
- ボディケアスキンケア ストレッチ 花粉症 筋トレ アレルギー
- ルール マナーゴルフ規則 マナー