SIM2にエピックMAX/Speed? ハワイでお披露目
あす発表のキャロウェイ「新エピック」を公開画像から勝手に大胆予想
約2年前にゴルフクラブにはじめてAI(人工知能)を採用した「エピック フラッシュ」シリーズ。その後継モデルと見られる、2021年モデル「エピック SPEED」「エピック MAX」が、あす20日に発表される。すでにSNS上では画像や情報が飛び交っているが、まだベールに隠れた部分は多い。そこでR&AおよびUSGAの公認クラブリストに掲載された画像をもとに、有識者5人に考えられる性能を予想してもらった。
掲載されたモデルは「エピック SPEED」のバージョン1と2、その派生モデル「エピック SPEED LS」「エピック SPEED DS」。加えて「エピック MAX」「エピック MAX LS」の6種類。「エピック SPEED」のバージョン1・2は、「エピック フラッシュ」シリーズの後継と見られ、スタンダードモデルと見られる。「―LS」「―DS」のネック部には「◆◆◆」が記されていることから、プロ用ダイヤモンドシリーズの後継。「エピック MAX」は、よりやさしさを求めたアベレージ向けと考えられる。
■革新性&保守性の両面から予想が立つ
ゴルフギア界のご意見番・マーク金井氏は、次のように予想する。「同社の公式サイトに挙がっているティザー広告を見ると、4つの柱がメインのテクノロジーと考えられますが、それ以外は前作までのモデルを踏襲した、正統進化ではないかと思われます」と、革新的かつ保守的、両面での変化を口にした。
「注目点は、ソールのフェース側にあるドットが前作の2個から、4個になっている部分です。『柱を超えていくにはフレーム』という広告通りの予想は立てられますが、『ジェイルブレイク テクノロジー』の上下を支える力をアップさせ、ヘッドのたわみを強化したことが分かります。ただ、それ以外を見ると、これまでの『エピックフラッシュ』『マーベリック』シリーズの技術をしっかり継承している点が多く、テーラーメイド『SIM』と比べると、少しおとなしい印象も感じます。機能面でもビジュアル面でも、革新的というよりは、着実に進化したという方向性のような気がします」
■群を抜いた飛び性能「サブゼロ」の後継に期待
カリスマクラブコーディネーター・鹿又芳典氏は、「前シリーズ『エピック フラッシュ サブゼロ ドライバー』の群を抜いた飛距離性能を継承しつつ、懸念点であったタテ距離の合わせやすさや方向性を改善してくると期待しています」と、前作を超える部分を強調した。
「『―LS』が『LOW SPIN』の略であることと予想して、前作『サブゼロ』の後継ではないかと思われます。『エピック SPEED』シリーズはウエイトの位置からして、全体的に浅重心化されているように感じますが、より低スピンモデルとして特性を振っている『―LS』には、飛びに特化した進化を期待しています。特徴としては、純正シャフトが平均的に重量化し、浅重心と相まって、より操作性の高い振り抜きでパワーを発揮できるモデルに仕上がっていると思います」
■相当な浅重心にシフトしたモデル
ゴルフギア専門誌「PCM」編集長・村田辰也氏は、「4点のドットも気になりますが、『エピック SPEED ver2』と『―LS』『―DS』で、フェース側の2個のドットの間に、ウエイトが位置している点が気になります」と、新たな切り口から予想した。
「全モデルのソールのフェース側に、『JAIL BREAK AI SPEED FLAME』と記載されていますが、AIで駆使されたフレームが入っていることが分かります。大小同じような4個のドットがあるモデルと2個ドットの間にウエイトがあるモデルの違い。私が注目しているのは2個ドットのほうで、ヘッド全体のたわみを強め、より強度を高めて高反発エリアを拡大したフレームでありつつ、ウエイトを前側に置くことで、相当な浅重心にシフトした点です。プロのスイングでも吹きあがりを抑えられる設計に仕上げているのではないかと思います」
■AIの領域が拡大!フェースだけでなく〇〇にも
最新モデル事情に詳しいトレンドウォッチャー・コヤマカズヒロ氏は、「AIフェース、AIフレームと、AIでシミュレーションした要素を、さらに強化してくるように感じます」と“AI推し”を期待した。
「昨年の『マーベリック』シリーズまで、AIフェースが進化してきましたが、今回は『ジェイルブレイク』のフレームが、AIで作られるということで、よりAIがフル活用されたのではないかと予想しています。以前、『ローグ』シリーズの時に、上下の柱『ジェイルブレイク テクノロジー』を進化させ、より上下の支えを強化させましたが、まだまだ構造的に強化できるという話を聞きました。今回は人間では考えられない、AIで生みだした形のフレームを採用したのではないでしょうか」
■「マーベリック」の置き換えなのかを見守りたい
現代クラブの開発背景を知り尽くすギアエディター・高梨祥明氏は、「米ツアー選手のクラブセッティングを見て、新ドライバーへのスイッチが順調なほど、振り心地、重心設計など基本的な性能に大きな変化はないとみて間違いない」と、冷静に分析する。
「キャロウェイは2019年に『エピックフラッシュ』→2020年『マーベリック』と続き、また『エピック』に戻りました。思えば『マーベリック』はやさしさを強調した『ローグ』的シリーズだった気がするので、今回の『エピック』は『マーベリック』より低スピンで、強いボールの出るアスリート向けに仕上げられている可能性があります。『SIM2』は『SIM』の後継で間違いないと思いますが、『エピック』が『マーベリック』の置き換えなのかについては、メーカー発表を楽しみにしたいと思います(笑)」
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