テーラーメイド新ドライバーは「ステルス」後継か 適合リストに画像掲載
「ステルス」後継は“音”が爽快に!? 発表直前 3つの気になるポイント
コリン・モリカワとジョン・ラーム(スペイン)の接戦で盛り上がりを見せた「セントリートーナメントofチャンピオンズ」。両者の手に握られていたドライバーは、それぞれ所属する契約メーカーの最新モデルだった。3日目まで完璧なゴルフを繰り広げたモリカワの安定感を生んだ、「STEALTH2」と記された「ステルス」の後継モデル。11日に発表が予定されている「ステルス2(仮)」の気になるポイントを、トレンドウォッチャー・コヤマカズヒロ氏に聞いた。
いよいよ明日発表! 気になるのは顔、音、性能
「テーラーメイドは、コリン・モリカワ、スコッティ・シェフラーら『セントリートーナメントofチャンピオンズ』に出場していた選手以外にも、タイガー・ウッズ、ロリー・マキロイ(北アイルランド)らも所属しており、フィッティングに対する情報量が非常に多く、選手らが感じるメリットが大きいことが特徴です。特に今作へのスイッチはスムーズで、どんなスイングにも受け入れやすく、プロだけでなくアマチュアにも該当する部分は多い気がします」
【顔】マイルドな顔に進化? プロもアマも感じるやさしさ
「『ステルス2(仮)』は、見た目からしてやさしさを感じるという声を、すでに海外のSNS上でキャッチしています。画面上から見ても、前作よりやや丸みを帯びた印象を受け、扱いやすさを連想させる顔立ちです。サイズ感は大きく変更していないものの、視覚から受けるシビアさは少しやわらぎ、基本的に精悍(せいかん)ではあるものの、ミスヒットにも強そうな雰囲気を味わえる気がします」
【音】打音が爽快に? カーボンなのに金属に近い音
「誰かが打った音と実際自分で打った音は印象が変わるため、不明瞭な部分は多いですが、かなり金属音に近づいた印象を受けます。フェース面に『60X CARBON』と記載されていることからも、前作同様の60層カーボンフェースを採用していることは予想できますが、チタンフェースかと思えるほどの響きの長い音質。前作も打音に関しては評価が高かったですが、さらにプレーヤーが爽快に感じる音に進化しているのではないかと期待します」
【性能】「ステルス+SIM2」 前作と前々作の融合に!?
「性能に関しては、すでに昨年の夏ごろから予想していました(笑)。前作『ステルス』は、何となくアマチュアには難しいという声も多く聞こえ、そこをどう改善してくるかがカギのような気がします」
「具体的には、前作『ステルス』だけではなく、前々作『SIM2』で採用したテクノロジーを取り入れてくるのではないでしょうか。『SIM』→『SIM2』の変化の際に、初採用された『フォージド ミルド アルミニウム リング』に着目し、チタンより比重の軽いアルミニウムをヘッド後方に搭載するなどして、大きな余剰重量を生み出し、高慣性モーメントを実現するのではないかと予想します」
やさしい顔つき、爽快な打音、ステルス+SIM2を融合させた性能――独自の観点と過去モデルの流れから、3つのポイントを挙げたコヤマ氏。当たりか、外れか。とにかく明日予定の発表が待ち遠しい。
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