「独自の2大テクノロジーでメダルを獲得」 ~テーラーメイド編~ 2014年 Vol.7
SLDRドライバーが白ヘッドではなかった理由
テーラーメイドは、2011年に白いヘッドの『R11 ドライバー』を登場させて、ゴルファーを多いに驚かせた。それに続く『R11 S ドライバー』、『R1 ドライバー』にも白いヘッドが採用され、ゴルファーの間では“テーラーメイド=白ヘッド”というイメージが強くなっていた。それにも関わらず、『SLDR ドライバー』はダークシルバーのクラウンで登場した。この色に対して困惑するゴルファーも多く、HOT LISTの特別テスターからも疑問の声が上がっていたほどだ。HOT LISTはクラブ性能をメインに評価する企画だが、もちろんクラブの見た目も評価の対象となっている。クラウンが白であれば、もっと日本のゴルファーに受け入れられたかも知れない。そんな考えは、テーラーメイドにはないのだろうか。そもそもどうして『SLDR ドライバー』のクラウンは、ダークシルバーでなければならなかったのか。
「ツアープロを中心としたフィードバックがあって、それに応えた結果として『SLDR ドライバー』では白いクラウンの採用を取りやめました。もちろん、ゴルファーのなかには白いヘッドを好む人もいますし、ツアープロのなかにもダークシルバーではなく、白いヘッドのほうが良かったというゴルファーもいました。特に日本では白いヘッドを好むゴルファーが多いという実感は持っています。そこで新しいモデルの『SLDR S ドライバー』は、日本市場向けのモデルには白いクラウンを採用しています」(菱沼信之氏)
新作の『SLDR S ドライバー』は、米国市場向けのモデルはクラウンがライトシルバーに塗装されている。白ヘッドを採用しているのは日本市場向けのモデルだけで、これは日米間でのゴルファーの好みを反映した結果だという。そしてこの新しい『SLDR S ドライバー』は、ネック調整機能「FCT」が省かれていて、固定ネックになっているのも特徴のひとつ。テーラーメイドといえば、調整機能付きドライバーのパイオニアともいえるメーカーだ。新作で調整機能を省いたのは、なぜなのか。
「シンプルに、ローフォワードCG設計とロフトアップの効果をゴルファーに実感していただきたかったからです。ネックに調整機能が搭載されていると、クラブを購入した後でもロフト角を増やせるとの思いから、ゴルファーはいつもどおりの低ロフトのモデルを購入してしまいます。新作のロフトバリエーションは最小ロフト角でも10度です。調整機能を省くことで、悪い言い方ですが、ゴルファーに半ば強制的に大きなロフト角のモデルを使ってもらえることになります(笑)。さらに調整機能を省くとローフォワードCG設計の効果が高まりますし、クラブ自体の価格を下げることができます。とにかくゴルファーの皆さんには手に取ってもらい、性能の良さを実感していただきたい。調整機能を省いたのは、そういった複合的な理由からです」
レッスンカテゴリー
- 基本動作アドレス グリップ スイング ドライバー バンカー 練習ドリル
- 弾道別スライス フック トップ ダフリ 高い 低い テンプラ
- スイング改善アドレス グリップ 振り遅れ インパクト フォロー
- 状況 クラブ別ドライバー アプローチ バンカー ラフ 傾斜 アイアン
- 中上級 応用ドロー フェード 距離感 マネジメント スピンコントロール
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