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トゥルーテンパー特集
2023/12/15

米国と日本の2大ブランドが手を組んだ理由

ダイナミックゴールドがゼクシオに初採用された理由 3代目となる「ゼクシオ エックス アイアン」に初採用となった「ダイナミックゴールド」(撮影:岡崎健志)
3代目となる「ゼクシオ エックス アイアン」に初採用となった「ダイナミックゴールド」(撮影:岡崎健志)

アメリカ発のシャフトメーカーであるトゥルーテンパー社の「ダイナミックゴールド」と、20年以上の歴史を誇る住友ゴム工業(ダンロップ)の「ゼクシオ」は、どちらもゴルファーの誰もが知る超有名ブランドだ。

そんな両者が2023年12月発売の「ゼクシオ エックス アイアン」で初タッグを組んだ。プロツアー使用率が高く、中・上級者向けで“難しい”というイメージがあるダイナミックゴールドと、アベレージ層のアマチュアにも人気が高いゼクシオの融合。相反するイメージが中和され、新モデルで実現した理由とその狙いに迫る。

軽量モデルの投入で積極的にアプローチ

ダイナミックゴールドがゼクシオに初採用された理由 「ダイナミックゴールド」は高性能でやさしいシャフトであると自負するトゥルーテンパー社の伊能新吾(撮影:岡崎健志)
「ダイナミックゴールド」は高性能でやさしいシャフトであると自負するトゥルーテンパー社の伊能新吾(撮影:岡崎健志)

「ゼクシオの純正シャフトとして採用が決まった時にはアメリカ本社の社長からメールと電話で『おめでとう』と連絡が来ました。日本が誇るゴルフブランドであるゼクシオに採用されるというのはそれだけ大きなことです」

トゥルーテンパースポーツインク ジャパンの営業部部長・伊能新吾(以下、敬称略)はこう話す。初代ゼクシオの発売は2000年。トゥルーテンパーは当初からダンロップにアプローチをかけていた。特にスチールシャフトの主力ブランドである「ダイナミックゴールド」に軽量モデルが本格的にラインアップされた5年前からは、より積極的に採用へ向けての努力を重ねてきた。

今回、初採用されたのは90グラム台のスチールシャフトである「ダイナミックゴールド 95」。40年以上に渡り、ツアープロに愛される130グラム台の“元祖”ダイナミックゴールドの振り心地を維持したまま、軽量化を図ったモデルだ。

「ダイナミックゴールドは難しいというイメージがあると思いますが、そうではありません。確かに重いシャフトですが、やさしく高性能なシャフトだと自負しています。現在はさまざまな重量帯のダイナミックゴールドがラインアップされており、適切な重さのシャフトを選んでもらえれば、それぞれのパワーや力量に合ったやさしさが得られるはずです」

意外な事実だが、「ダイナミックゴールド 95」は市場にある同じ重量帯のスチールシャフトの中でもトップクラスにしなりを感じられるシャフトなのだという。

6機種から選ばれた最適解

ダイナミックゴールドがゼクシオに初採用された理由 大きく変化した「ゼクシオ エックス アイアン」のテストを繰り返す中で、最もマッチしたのが「ダイナミックゴールド」だった(撮影:岡崎健志)
大きく変化した「ゼクシオ エックス アイアン」のテストを繰り返す中で、最もマッチしたのが「ダイナミックゴールド」だった(撮影:岡崎健志)

一方、ダンロップスポーツマーケティング・ゴルフ販売企画二部の森康浩(以下、敬称略)は、採用の最も大きな理由が試打テストの結果だと明かす。

「今回の『ゼクシオ エックス』は形状、構造、素材など、前作から大きく変化しました。そのため、シャフトの選定も一から検討し、テストを繰り返しました。実打テストに残ったのが6機種。まず、アイアンで高い弾道が出るというのが一番のポイントで、飛距離や安定性を含め『ダイナミックゴールド 95』が最もマッチしたということです」

双方の話を聞いてみると、決して『難しい×やさしい』を合わせたモデルということではなく、ともにゴルファーにとって理想の弾道を生み出すためのマッチングだったことが分かってくる。

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