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新製品発表シーズンは中古クラブ価格も要チェック

2020/01/31 05:00
最新モデルと前作の性能差が年々狭まっていると感じる人は少なくないはずだ

ここ最近、各ゴルフメーカーから新製品の発表が続いている。たとえばテーラーメイドからは「SIM」シリーズ、キャロウェイからは「マーベリック」シリーズが発表された。では、これらの新製品が中古クラブにどう影響したのか検証してみよう。

テーラーメイドの「SIM」シリーズは従来の「M」シリーズの後継モデルにあたり、「M5」「M6」の新品価格がマークダウンされた。これに伴い中古価格も若干下がり、「M5 ドライバー」「M6 ドライバー」ともに3万円くらいから探すことができるが、中古と新品の価格差があまりない状況となっている。

キャロウェイの「マーベリック」シリーズは「エピック フラッシュ」シリーズの後継モデルではなく、新品価格は据え置きの状態だ。しかし、中古価格は徐々に下がってきており、「エピック フラッシュ スター ドライバー」が3万円ほどから、「エピック フラッシュ サブゼロ ドライバー」は4万円ほどから探すことができ、お手頃感が高い。

国内男子ツアーの開幕戦「SMBCシンガポールオープン」では、石川遼をはじめ、最新モデルに移行していない選手が目立った。近年は素材の進化が少なく、圧倒的な性能差が生まれにくい。最新モデルを狙うより、口コミや評価の高いマークダウン品や中古クラブを選ぶのも、賢い選び方のひとつかもしれない。最新モデルを持つ優越感と、コストパフォーマンスの高さのどちらを優先するのかは、ゴルファーにとって悩ましい問題だ。