タイガー・ウッズが「マスターズ」直前に変更した3W
2020/11/06 05:00
昨秋の「ZOZOチャンピオンシップ」以来、優勝に恵まれていないタイガー・ウッズ。連覇を狙った10月末の「ZOZO」も72位タイに終わったが、開催が次週に迫った「マスターズ」でも注目の存在になるだろう。
そのウッズは今年、長年使っていたパターグリップの変更で話題になったが、今回の「ZOZO」では、「テーラーメイド SIM フェアウェイウッド」の3Wを投入して注目を集めた。テストは繰り返し行っていたようだが、試合で使い始めるまでには、発売開始から8カ月も経過している。前作の「テーラーメイド M5 フェアウェイウッド」と同じチタンボディで、フェースにはZATECH(ゼイテック)チタンという新素材を採用。低重心で非常に飛距離性能が高いのが特徴で、中古では3万円台から見つけることができる。
ただ、注意が必要なのは、ヘッドスピードがないとボールが上がりづらいハードヒッター向けだということ。それに比べると前作の「M5」は、意外と上がりやすいので、「SIM」だと厳しいという人にはおススメだ。こちらは2万円台から見つけられる。
5Wは「テーラーメイド M3 フェアウェイウッド」を変わらず使用。弾道調整機能がついた小ぶりなヘッドで、操作性がいい。このモデルもハードヒッター向けと言えるが、シャフトによっては1万円台から見つけることができるので、扱いやすいものを選んでほしい。
ウッズにとってフェアウェイウッドは、ティショットでも多用する生命線とも言えるクラブ。この変更が吉と出れば、「マスターズ」での活躍も期待できるだろう。