学生プロ同士の名勝負を支えたギアを中古で探す
国内男子ツアー「ダンロップフェニックス」は学生プロ同士のプレーオフとなり、金谷拓実が石坂友宏を破りツアー2勝目を達成した。今回は、名勝負を演じた大学生ルーキー2人の使用クラブを中古目線で調査する。
オールラウンドプレーヤーの金谷は、フェアウェイキープ率でツアー7位(70.24%)を記録し、ドライバーの飛距離も年を追うごとに伸びている。使用ドライバーは「ピン G410 PLUS ドライバー」で、最新モデルの「G425 シリーズ」に変更していない。ロースピンの「G410 LST ドライバー」ではなく、安定性の高い「G410 PLUS」を使用している点も興味深い。中古では依然、人気が高いクラブだが、3万円台から見つけることができた。
昨年に「マスターズ」と「全英オープン」を経験し、ウェッジを2本から3本(52度、58度、60度)に変更。それぞれ「ピン GLIDE FORGED ウェッジ」を使用している。スピン性能が高く、契約外のプロにも人気がある。発売から2年を経過したが、中古でも人気で、安いものは1万円台前半からとなっている。
一方、2019年にプロ転向した石坂の上手さが光ったのは、パターとアプローチだ。バンカーショットが抜群で、テレビで解説していた青木功にも絶賛されていた。使用ウェッジは「テーラーメイド ミルドグラインド 2 ウェッジ」。軟鉄鋳造だがフェース部分だけノーメッキで、やわらかい打感が魅力のクラブ。中古では1万円台前半で手に入る。
小技だけでなく、ドライバーの飛距離も十分だ。ドライバーは「テーラーメイド SIM グローレ ドライバー」を使用し、同社のドライバーの中でもつかまりが良いモデル。今年の10月発売だが、すでに5万円前後で見つけることができる。
2人ともショートゲームが巧みで、プロ1年目とはまったく思えない。クラブを参考にしたいなら、まずはショートゲーム用のウェッジから試すことをオススメする。