話題ドライバーの発売で中古市場は他社モデルが狙い目に
2021/02/12 05:00
2月19日にテーラーメイド、キャロウェイの新しいドライバーが発売される。試打の記事や動画が毎日のように公開され、ゴルファーの期待も非常に高い。中古市場で前作モデルが値下がりするのは想像通りだが、実は大きく影響を受けるのが2020年秋に発売されたばかりの他社製品だ。
たとえば、昨年9月に発売されたピンの「G425」シリーズ。テーラーメイド、キャロウェイの発表を受け、中古価格の値下がりペースが加速し、4万円台前半から見つけられる。「G425 MAX ドライバー」、「G425 LST ドライバー」、「G425 SFT ドライバー」とも在庫は豊富で、ロフト角やシャフトも吟味できるだろう。
タイトリストの「TSi」シリーズも同じ傾向。「TSi2 ドライバー」、「TSi3 ドライバー」ともに4万5000円を切る価格のものが出てきている。寛容性の高い「TSi2」と、コントロール性がある「TSi3」は、どちらもアベレージゴルファーが使えるモデルで、やわらかい打感の評価が高い。ただ、つかまりが良いわけではないので、スライスに悩んでいる人にはやや難しいかもしれない。
松山英樹が使用し話題となったダンロップ「スリクソン ZX」シリーズも値ごろ感が増している。やさしく飛ばせる「スリクソン ZX5 ドライバー」は、純正シャフト装着なら4万円台を切っている。コントロール性と飛距離性能を重視した「スリクソン ZX7 ドライバー」も同程度の価格で推移している。
他社のニューモデルが出ると、中古の価格相場は新品の割引幅以上に大きく変動する。本格的なゴルフシーズンの前に、新製品をチェックしつつ、気になっていた少し前のモデルを中古でコスパ良く購入するのは、かなりのゴルフギア通といえるだろう。