ハーフショットを多用する金田久美子。ミスに寛容でコントロールしやすいクラブが並ぶ（撮影：奥田泰也）

「樋口久子 三菱電機レディス」で11年ぶりとなるツアー2勝目を上げた金田久美子。クラブ契約フリーのため、自ら吟味した複数メーカーのモデルで揃えている。復活に向けて調整を重ねてきた、こだわりの14本を中古で探してみた。

ドライバーはキャロウェイ「ローグ ST トリプルダイヤモンド ドライバー」（2022年）。低スピンの強弾道が打ちやすいプロ仕様モデルで、慣性モーメントが大きいため打点ブレにも強い。中古ではレアなので、欲しい人は見つけたら即買いした方がいいだろう。

フェアウェイウッドはヤマハ「RMX VD フェアウェイウッド」（2021年）の3W（15度）を使用。飛距離性能が高いツアーで人気のモデルで、3万円台前半から見つかる。

5W（18度）と7W（21度）はキャロウェイ「ローグ ST MAX フェアウェイウッド」（2022年）。ヘッドが大きめでアマチュアにも扱いやすく、2万円台後半からが相場だ。

ユーティリティは住友ゴム工業「スリクソン ZX ハイブリッド」（2020年）の4番（22度）と5番（25度）を入れている。ヘッドが大きめで寛容性もあり、2万円前後から手に入る。

アイアンはテーラーメイド「ステルス グローレ アイアン」（2022年）を7I～PWまで使用。10月に発売されたばかりのため、中古ではまだ見つけられない。

ウェッジはフォーティーン「RM4 ウェッジ」（2020年）を3本（46、52、58度）投入。PWのロフト角が41度と立っているため、46度を入れて間の距離を補っている。中古では1万5000円前後から発見できた。

「簡単志向。簡単なクラブ、簡単に飛ぶクラブが好き」ということもあり、アマチュアにも無理なく扱えるセッティング。同じタイプのゴルファーは参考にしてみるとよいだろう。