中古ショップでお買い得なアイアンセットをチェック(GDOゴルフショップ)
ネットで中古クラブ購入 失敗しないコツとは~アイアン編~ 何番のチェックが大事?
ネットの中古クラブ市場は年々活性化しているが、キズの状態や商品の程度などを細かくチェックできないと未だに不安を感じている方も多いだろう。特に中古クラブ初心者にはハードルが高いと思われる。そんな不安を考えているユーザーに向けて、ネットで中古クラブを多数売り買いしている筆者が、ちょっとした“コツ”を紹介する。今回は7月21日に公開したウッド編に続き、アイアンとウェッジ編。
中古アイアンセット購入は「セット本数」がキモ!
新品アイアンセットは、クラブメーカーが販売時にセット本数を決めている。しかし多様化が進み、「ピンゴルフ」や「三浦技研」のように1本単位で購入できるメーカーもある。中古市場も5番~PWまでの6本セットが一番多いものの、6番から、もしくは7番からというセットも増えている。本数が減れば単純に価格は下がるし、割安感も上がる。特にユーティリティや単品ウェッジを多用したい人は、5番、6番アイアンや、PWが含まれていないようなセット本数の少ない商品を選ぶと、コスパ良く買い物ができるだろう。ただし、自分が手放す際に安くなってしまう可能性があるのは忘れずに。
セット本数が少ないアイアンに単品アイアンを組み合わせることで、5番、6番アイアンはやさしいキャビティ、7番アイアンからは少しハードなマッスルバックというコンボアイアン化も、コスパ良く出来る裏技もある。その際は、各番手のロフト角をチェックすることをお忘れなく。
程度チェックは番手ごとで慎重に。特に7I&9I
ウッド類は1本で済むが、アイアンセットは細かいチェックが不可欠。特に使用頻度が高く、練習場で使われやすい番手である7番、9番アイアン、そして地面にしっかりコンタクトするウェッジ類は、他の番手よりも入念にチェックしたい。使用頻度の高い番手はグリップも消耗しているので、グリップチェックも忘れずに。安いと思って飛びついた後、グリップ交換で結局高くついてしまったケースも珍しくない。
ウェッジは「溝の状態チェック」が最重要項目
芝の上から使用したり、バンカーショットをしたりと、消耗度合いの高いウェッジ。さらにノーメッキモデルだと消耗が進みやすい。ノーメッキモデルや黒色酸化皮膜処理してあるウェッジは、被膜が剥がれやすく錆も浮きやすいからだ。錆びると一気に価格が下がる。溝の状態をチェックして問題がなければ意外と良品も見つかる。ウェッジは溝優先で選ぶとコスパ良い買い物が出来るだろう。
シャフトはスペックシールをチェック
スチールシャフト装着モデルのアイアンセットやウェッジは、スペックがわかるシールや塗装を剥がすと、「スペック不明」となり価格が下がる。リシャフトの有無やステップの位置で推測する高度な見極め方もあるが、リスクがあるので購入を避けるのが無難。はじめからリシャフトすることを想定しているなら、割安なので買ってみるのも悪くないだろう。
ウッドに比べてアイアン&ウェッジはチェックポイントが増えるので、中古クラブ購入初心者にはおススメしにくい。しかし中古クラブを売る大手ネットショップは、そもそも買取時の査定がしっかりしていて、商品の写真が鮮明で数も多く、程度がわかりやすいから失敗しにくい。また、多くの在庫から選べるネットショップでの中古クラブ購入は魅力的。オークションやフリマサイトは写真や説明が出品者次第なので、程度のチェックが難しい場合もある。ある程度ネットでの中古クラブ購入に慣れてきてからトライしよう。しっかりチェックしてコスパ良く購入したい。(文・田島基晴)
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