賞金女王・鈴木愛の使用パターをチェック
2018/03/30 05:00
賞金女王の鈴木愛が「Tポイントレディス」で今季初優勝を飾った。この大会は今年から会場が茨木国際GCにかわり、アンジュレーション(起伏)の多いグリーンに戸惑うプロも多かったようだ。しかし鈴木は、大会2日間で全体1位となる平均26.50というパッティングを武器に頂点に立った。では使用クラブをチェックしてみよう。
ドライバーは「ピン G400 LSテック ドライバー」。特徴的なのがシャフトで、前作「Gドライバー」の純正シャフト「ピン ALTA J50(S)」を入れて使用。全14クラブ、契約先の「ピン」で揃えられているが、ただパターの選択は興味深い。
初日は暴風のため中止となり、大会は3日間競技から2日間競技に短縮されたが、2日目はマレット型の「ピン スコッツデールTR パター PIPER C」を、最終日はいつものピン型「ヴォルト アンサー2 パター」を使用した。
「ピン スコッツデールTR パター PIPER C」は、センターネックのマレット型で、ミスヒットしても距離がバラつきにくいのが魅力。このモデルは中古ショップでも人気が高く、品薄状態だ。もし見つけたら即買いをお勧めしたい。
一方「ヴォルト アンサー2 パター」は303ステンレスを削り出した、しっかりした打感が魅力のモデルだ。ソールにウエイトを埋め込んだ新モデル「ヴォルト 2.0」が発売され、今後中古ショップでお手頃価格になってくるかもしれない。
「ヴォルト アンサー2 パター」はヘッド形状や仕上げに多くのラインアップがあり、鈴木が使っているのはオーソドックスなピン型、シルバーのプラチナム仕上げ。パッティング巧者を目指すアマチュアゴルファーは、まずパターから真似てみてはどうだろう?