18年目の勝利、市原弘大の優勝ドライバー
2018/06/15 05:00
国内メジャー「ツアー選手権 森ビル杯」でプロ18年目にしてツアー初優勝を遂げた市原弘大。優しい笑顔が印象的な苦労人のクラブ選びは、少し変わっている。まず自分でクラブを購入し、実際に打ってから使用するかを決める。その上で、クラブメーカーに使用交渉をするのだ。
ツアープロがこのクラブを使いたいと言えば、無料で支給されることが珍しくないのだが、彼はそれをしない。
そんな市原の使用ドライバーをチェックしてみよう。長い間「フォーティーン CT112 ドライバー」という名器を使っていたが、昨年「ミズノ MP タイプ2 ドライバー」に変更した。今年また「CT112」に戻し、さらに「キャロウェイ ローグ サブゼロ ドライバー」に変更して、勝利をつかんだ。
戦略性が高く距離も長い宍戸ヒルズCCでフェアウェイをキープして逆転優勝の糸口をつかんだこのモデルは、今年2月に発売され大ヒットしている。最近、少しずつ中古ショップでも見かけるようになり、5万円前後で手に入る。昨年発売の「GBB エピック サブゼロ ドライバー」に比べてボールのつかまりも改善され、日本仕様はヘッド重量も軽くなっているので、かなり扱いやすくなっている。
市原の記念すべき初優勝を飾った「ローグ サブゼロ ドライバー」。彼の運命のドライバーだとすると、近いうちに2勝目が見られるかもしれない。