振るBODYメソッド

良いスイングと良い姿勢をつくる捻転エクササイズ

2022/04/21 13:00
良い姿勢、キープできますか?

ゴルフスイングは、テークバックで上半身と下半身を大きくねじることで、飛距離アップやスライス防止などの効果が期待できます。しかし、この「体をねじる」動きは日常生活の中であまりなく、意識して動かしていないと、どんどんねじれなくなってくるのです。とくに猫背になっている方は要注意。背中が丸まっていると、深くねじる動きはできません。今回ご紹介する捻転力アップのエクササイズで、良いスイングと良い姿勢をつくりましょう。

体にねじる動きを覚えこませるエクササイズ

(1)仰向けに寝て両手を広げ、ひざを直角に曲げた状態のまま足を少し浮かせます
(2)足を浮かせてひざの角度をキープしたまま、体をねじって足を右側に倒します
(3)同じように足を左に倒します
(4)無理のない範囲で(2)(3)を繰り返しましょう

このエクササイズのポイントは、途中で呼吸を止めないこと。呼吸を止めると筋肉がかたまって、体をねじりにくくなってしまいます。体にねじる動きを覚えこませると同時に、体幹も鍛えられる運動なので、良い姿勢づくりにも最適です。

ねじる動きと瞬発力を鍛えるエクササイズ

(1)両足をそろえて直立した状態から、両手を真横に広げます
(2)顔と胸が前を向いた状態をキープしながらジャンプして、つま先を左に向けて着地します
(3)その状態のままジャンプして体をひねり、つま先を右に向けて着地します
(4)無理のない範囲で(2)(3)を繰り返しましょう

ポイントは顔と胸を正面に向けた状態をできるだけキープすること。瞬発力も鍛えられるこのエクササイズは、よりゴルフに実戦向きといえるでしょう。

(取材協力/fmil

■ 工藤健正(くどう・たけまさ) プロフィール

スポーツトレーナー。サッカーやバレーボールチームを経て2009年に諸見里しのぶの帯同トレーナーとして賞金女王争いをサポートした。15年からは宮里美香のトレーナーとして米ツアーに帯同。その後は元世界ランキング1位のリディア・コーのトレーナーも務め、帰国後はテレサ・ルーらをサポート。現在はトップアスリートからスポーツ愛好家など幅広くサポートしている。