腕と体の一体感を作るためのストレッチ
2022/09/29 14:00
腕と体がバラバラに動くスイングでは、打球はなかなか安定しません。今回は腕と体を同調させるための第一歩として、肩周りから腕にかけての関節のやわらかさと一体感を作るためのストレッチをご紹介します。
四つん這いで腕と肩のストレッチ
(1) 四つん這いになり、両腕を外回りに回して指先を後ろへ向けます
(2) おしりをかかとに近づけるように後ろへ動かし、腕に心地よい張りを感じるところで5~10秒キープします
(3) (1)~(2)を5回くりかえします
アドレス時の姿勢キープにも効果はありますが、自分の体重を使った分だけ強く伸ばせるので無理は禁物です。最初はおしりがかかとにつかなくてもOK。また、手をつく位置を前にするほど腕にテンションをかけることができるので、慣れてきたら調整してみてください。
腕と肩甲骨の一体感を作るストレッチ
(1) 胸の前で手を合わせて、両手で押し合うように力をかけます
(2) 腕を真上へ伸ばします
(3) 両ヒジの間隔をできるだけ広げないように意識しながら、ヒジを曲げて手を背中側へ動かします
(4) (2)~(3)を5~10回くりかえします
肩周りから二の腕、ヒジまでをしっかり伸ばせるこのストレッチ。ゴルフスイングで大切な、肩甲骨と腕の一体感や柔軟性を高めることができます。ラウンド直前のウォームアップにも最適なので、ぜひお試しください。
取材協力/fmill
■ 工藤健正(くどう・たけまさ) プロフィール
スポーツトレーナー。サッカーやバレーボールチームを経て2009年に諸見里しのぶの帯同トレーナーとして賞金女王争いをサポートした。15年からは宮里美香のトレーナーとして米ツアーに帯同。その後は元世界ランキング1位のリディア・コーのトレーナーも務め、帰国後はテレサ・ルーらをサポート。現在はトップアスリートからスポーツ愛好家など幅広くサポートしている。