このコースで真の80台!

トーナメントコース、どれだけ難しいの!? 宍戸ヒルズカントリークラブ 西コース(前編)

2015/12/11 09:15

長いホールで距離が残るのは必然。覚悟しておこう!

久しぶりに見るN村のオーバースイングに北野プロも驚く。その円弧の大きさには若干の苦笑いも

久しぶりに見るN村のオーバースイングに驚きながらも、北野プロはスイングには手を加えない。その代わりにスムーズな体重移動をアドバイスしただけで、N村のショットを改善させていく。

とはいえ、スコアの改善までつながらないところが何とも悩ましい。一方、一緒にラウンドする北野プロも「なかなかバーディが取れないな……」とため息。次元こそ違うが、それぞれ悩みを抱えながらOUTの最難関ホール、7番に到着した。

ティショットは右サイドのOBに注意。セカンド地点のフェアウェイは広いが、かなり距離は残る。左サイドには池が続き、グリーン左サイドも短く刈り込まれている

このコースのパー4では最長。ティグラウンドから緩やかに打ち下ろすため、グリーンまで直線的に見渡せるのだが、ロングホールと見間違えるほど遠くに見える。セカンド地点からグリーンまで続く左サイドの池が、特にフッカーにはプレッシャーを与えるはずだ。

実はN村、打ち下ろしホールが大の苦手。ティショットの弾道イメージがつかめないからだ。N村のドライバーショットを見れば、その原因も一目瞭然。持ち球は基本的に力のないスライス弾道だが、その矯正に取り組んだ影響でフックの頻度も高まり、どちらにも曲がる。さらに、5000rpm前後という尋常ならぬスピン量は超がつく高弾道を生み出している。滞空時間の長いボールの行方を追う数秒間は、生きた心地がしない。

7番のほかに打ち下ろしの要素が強いホールは、12番、14番、17番あたり。難易度は高め

GDOスコア管理アプリで抽出したホール・バイ・ホールの難易度ランキングを見ても2番目(※)。先のラウンドで、N村はティショットを右に曲げ、「7」の大叩き。ラフからの2打目を引っ掛けて池に入れてしまった。

その教訓を生かし、今回はフェアウェイキープに成功。だが、セカンド時点からグリーンまで220ヤードはあるだろうか。N村のドライバーの平均飛距離(220ヤード)とほぼ同等。つまり、グリーンまで届かない。N村はグリーンにできるだけ近づけるために5番ウッドを手に取るが、北野プロはユーティリティ、もしくはロングアイアンを提案する。いったい、なぜ!?

(※)GDOスコア管理アプリは、累計50万人以上のゴルファーに愛用され、プレー中でも片手で簡単にスコア登録が操作できる。その膨大なデータの中から、2014年9月1日~2015年8月31日の1年間で、宍戸ヒルズカントリークラブ 西コースを回った平均スコア89以下の登録者のスコアをもとに集計

セカンド地点は意外と広いので、ティショットはリラックスして臨めるはずだ。その代わり、グリーンまで距離が残る覚悟は必要

(北野プロ)刻む状況では、クラブの特性と次に打つポジションを考えたほうがいいですよ。N村さん、5番ウッドではどんな弾道が出ますか。
(N村)よくつかまるので、ドロー弾道が……あっ!
(北野プロ)もうお分かりですね。池に入りやすくなりますし、ただでさえ、フェアウェイは池に向かって傾斜が強いわけですから。
(N村)ロングアイアンやユーティリティなら、スライスが出やすいので保険がかけられますしね。

N村は、3打目を残り45ヤード地点から打つ。北野プロも「SWで攻められ、平坦なライ。絶好のポジション」とお墨付き

(北野プロ)あとは残す距離も理由にあります。5番ウッドだとグリーン手前のバンカーに入る可能性がありますが、アイアンやユーティリティなら30~80ヤードくらいは残ります。このSW、AWで打てる距離がポイントです。
(N村)PWの距離ではダメ?
(北野プロ)PW以上の長さだと引っ掛ける可能性が出てきますが、SW、AWならまっすぐピンを狙えるからです。今日のピンポジ、見てみてください。
(N村)グリーンの左端、シビアなところに切ってありますね。グリーン左サイドは刈り込まれているから、たしかに引っ掛けたらアウトだ!
(北野プロ)このような長くて難しいホールは、ティグラウンドの時点から「2打目は長いクラブを持つ」という覚悟をしておきましょうね。2オン2パットで王道のパーを獲りにいかないこと。そうすれば、ティショットで大振りしてミスすることも防げます。2打目が大きな意味を持つホールと言えるでしょう。

N村は北野プロのプランをなぞるように、2打目にユーティリティを選択。45ヤードを残し、SWで3オン。だが、3メートルのパーパットを外したのが悔やまれる。

情報収集力が試される打ち下ろしホール≫
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