フェースコントロールはすべてこの瞬間のため!
インパクトはちょっとフェースを閉じる意識をもつと良い
正しいインパクトは、左腕、左手、クラブヘッドが作る三角形の面が下を向きます。その正しいインパクトを迎えるためには、その過程である正しいテークバック、正しいトップが必要になります。正しいトップが作れていれば、フェース面はトップで約50度開いた状態になっており、これをインパクトでスクエア、つまり0度に戻す必要があるわけです。その際に持っていただきたいのが、インパクトで少しだけフェースを閉じるイメージです。三角形の面は、フェースの面と連動しています。面を下に向けるには、フェースをやや閉じるぐらいのイメージを持った方が下を向きやすく、正しいハンドファーストの形を結果的に作りやすくなるのです。
三角形の面を意識し身体全体の回転でスイング
正しいインパクトを迎えるにあたって効果的なイメージを紹介しましょう。インパクトで左腕とクラブヘッドが作る三角形の面を下に向けるお話はしましたが、スイング中の8時から4時のゾーンを通過する際に背中を使ってこの面を回転させていくイメージを持つことで正しいインパクトを迎えることができます。面を意識することで必要以上の手の操作がなくなりますし、背中の回転を意識することでしっかりとフェースをターンさせることができます。
練習方法として、壁ぎりぎりに背中を寄せてアドレスし、ゆっくりとハーフスイングをしてください。三角形の面を意識しながら始動し、8時の位置でこの面が壁と平行になるようにします。背中で回転しながらその面を下に向けてインパクト、そのまま振り抜いてフォローを迎えるときにその面がまた壁と平行になるようにするのです。これを繰り返せば、正しいインパクトが意識しやすくなります。是非試してみてください。
フェースコントロールを身に付けるにはまず自分の欠点を知ること
ゴルフスイングの動きのすべてはボールを遠くに正確に飛ばすためにあります。フェースコントロールという考え方も再現性の高いスイング、インパクトをするための考え方のひとつです。なぜボールが思い通りに飛ばないのか?フェースに当たらないのか?を解明するにはまず原因を知る必要がありますが、自分でチェックするのはとても難しい。しかし、現在はM-Tracerといった今まで目で見えなかった部分まで数値化し、記録できる素晴らしいアイテムがあります。うまく活用し、自分のスイングの欠点や問題点を把握することが正しいフェースコントロールを身に付ける上でとても重要な要素となるのです。
- 永井 延宏(ながい のぶひろ)
- 1969年2月2日生。埼玉県出身。
「ホールインワン」「プロゴルファー猿」などのゴルフマンガの影響を受け、 10歳よりゴルフをはじめる。日本大学櫻丘高校ゴルフ部主将を務め、日本大学文理学部に進学。その後、練習場やゴルフ場に勤務しながら、多くのアマチュア競技大会に参加。 1994年には、ゴルフ留学のため渡米し、フロリダ、コロラド、カリフォルニアへ。フロリダ州オーランドを拠点に試合をしながら、ジム・マクリーンなどのアメリカ最先端のティーチング・ノウハウを学ぶ。帰国後、 レッスン活動をを開始し、2006年にはレッスン オブ ザ イヤーを受賞。
- 永井延宏プロフィール | DEEP IN GOLF ゴルフティーチングプロ 永井延宏 http://www.deepingolf.com/profile/
レッスンカテゴリー
- 基本動作アドレス グリップ スイング ドライバー バンカー 練習ドリル
- 弾道別スライス フック トップ ダフリ 高い 低い テンプラ
- スイング改善アドレス グリップ 振り遅れ インパクト フォロー
- 状況 クラブ別ドライバー アプローチ バンカー ラフ 傾斜 アイアン
- 中上級 応用ドロー フェード 距離感 マネジメント スピンコントロール
- ボディケアスキンケア ストレッチ 花粉症 筋トレ アレルギー
- ルール マナーゴルフ規則 マナー
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