やってはいけない“デスムーブ”は3タイプ
デスムーブAは“タメ”の動きが難しくなる
何度も繰り返しますが、デスムーブAの過剰なフェースの開きを伴うシャフトの右回転は、余計に開いた分、インパクトまでにスクエアに戻さなければならず、これが無駄な動きとなります。トップからインパクトまでの距離は、フェースが正しいポジションにあっても、大きく開いた状態にあっても同じですから、大きく開いた状態からはそれだけ急いでフェースを戻す必要があります。早く戻すためには手首を使わなければならず、早めにコックがほどけてしまい、いわゆる“タメ”の動きが作りづらくなるのです。早く手がほどけてしまういわゆるアーリーリリースになってしまうような方もデスムーブAの疑いがあります。
まずは左肘、左手、クラブヘッドの3点が作る面を意識する
フェースを制御するためには、当然フェースの向きを意識しなければなりません。しかしいきなりフェース面を意識することは難しく、コントロールできるようになるまではある程度の練習が必要になります。
そこで体感しやすく、フェースコントロールのイメージをつけやすくするため、最初は、左肘、左手、クラブヘッドのトウ側3点が作る大きい面を意識してください。デスムーブAを解消するためにこの面を意識することから始めましょう。
左腕とクラブが作る面で打つイメージを持つ
この左腕とクラブが作る面は、フェースの動きと連動して向きが変わります。逆に言えば、この面をテークバックで開かずにスクェアに戻してインパクトできればフェースもスクエアに戻ってくるのです。この面を地面に向けてインパクトすればロフトは立ってボールに当たり、いわゆるハンドファーストのインパクトも身につきます。
最初は、アドレスからこの面を意識してスイングします。始動で手であげようとすると、この面が開いてしまうのがわかると思います。身体の動きでこの面が開かないよう、テークバックを始めてください。そうすれば、インパクトで飛球線に対して垂直に、ボールに対してスクエアに戻しやすいというのが、理解できると思います。
- 永井 延宏(ながい のぶひろ)
- 1969年2月2日生。埼玉県出身。
「ホールインワン」「プロゴルファー猿」などのゴルフマンガの影響を受け、 10歳よりゴルフをはじめる。日本大学櫻丘高校ゴルフ部主将を務め、日本大学文理学部に進学。その後、練習場やゴルフ場に勤務しながら、多くのアマチュア競技大会に参加。 1994年には、ゴルフ留学のため渡米し、フロリダ、コロラド、カリフォルニアへ。フロリダ州オーランドを拠点に試合をしながら、ジム・マクリーンなどのアメリカ最先端のティーチング・ノウハウを学ぶ。帰国後、 レッスン活動をを開始し、2006年にはレッスン オブ ザ イヤーを受賞。
- 永井延宏プロフィール | DEEP IN GOLF ゴルフティーチングプロ 永井延宏 http://www.deepingolf.com/profile/
レッスンカテゴリー
- 基本動作アドレス グリップ スイング ドライバー バンカー 練習ドリル
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