パターのバックフェースでボールを拾えますか?
ボールを拾えた時の右手の感覚が重要
ピンタイプのパターでボールを拾い上げる。普段何気なくやれている行為でもアドレスの形からやってみると意外とできない方もいると思います。まずヘッドをインサイドに動かしてしまうとボールはバックフェースに乗りません。またオンプレーンに動かせたとしてもヘッドを低く長く動かしては、ボールを拾い上げることはできません。ボールを拾い上げるには、右手首を甲側に返しながら、ややアウトサイド気味に急角度でヘッドを持ち上げないと、バックフェースですくい取るような動きにはならないはずです。やや外側に上げる様に感じるかもしれませんが、もともとパターはライ角がアップライトなので、そのせいです。軌道のイメージではなく、右手首を甲側に折る感じを掴んで欲しいのです。
デスムーブAとB両方の動きを矯正できるボール拾いドリル
このパターでボールを拾う動きは、アドレスから正しい始動の手の動きになります。この動きに身体の動きが合わさって正しい始動の形になるのです。このパターでのボール拾いができるようになればインサイドにクラブが外れてしまう動きも、フェースを開きすぎてしまう動きも一度に矯正することができます。正しい動きを体験することはとても重要ですので、ピンタイプのパターを持っていない場合は、お友達に借りてでも、一度やってみてください。ただし必ずボールが飛んでいっても大丈夫な安全な場所でやってくださいね。あらぬ方向にボールが飛んで、万が一怪我でもしたら大変です。
次回は実際にボールを打ちながらデスムーブ複合型を克服していきます
ひとつ当てはまるだけで大変なデスムーブですが、複合型はとてもやっかいな症状です。少しでも軽減できるようにパターのボール拾いドリルをやって正しい動きを体感してみてください。次回はより実戦的にボールを打つドリルをご紹介します。ゴルフは自分が正しいと思っている動きが、客観的にみると実は全然違う動きになっていることが多いスポーツです。飛んでくるボールに反応する他のスポーツと違い、正しい動きと自分の考えているイメージが一致していないと良い結果が出ません。皆さんに正しい動きとイメージが揃うようなドリルを紹介していきますよ。
- 永井 延宏(ながい のぶひろ)
- 1969年2月2日生。埼玉県出身。
「ホールインワン」「プロゴルファー猿」などのゴルフマンガの影響を受け、 10歳よりゴルフをはじめる。日本大学櫻丘高校ゴルフ部主将を務め、日本大学文理学部に進学。その後、練習場やゴルフ場に勤務しながら、多くのアマチュア競技大会に参加。 1994年には、ゴルフ留学のため渡米し、フロリダ、コロラド、カリフォルニアへ。フロリダ州オーランドを拠点に試合をしながら、ジム・マクリーンなどのアメリカ最先端のティーチング・ノウハウを学ぶ。帰国後、 レッスン活動をを開始し、2006年にはレッスン オブ ザ イヤーを受賞。
- 永井延宏プロフィール | DEEP IN GOLF ゴルフティーチングプロ 永井延宏 http://www.deepingolf.com/profile/
レッスンカテゴリー
- 基本動作アドレス グリップ スイング ドライバー バンカー 練習ドリル
- 弾道別スライス フック トップ ダフリ 高い 低い テンプラ
- スイング改善アドレス グリップ 振り遅れ インパクト フォロー
- 状況 クラブ別ドライバー アプローチ バンカー ラフ 傾斜 アイアン
- 中上級 応用ドロー フェード 距離感 マネジメント スピンコントロール
- ボディケアスキンケア ストレッチ 花粉症 筋トレ アレルギー
- ルール マナーゴルフ規則 マナー
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