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植村啓太のフィーリングゴルフ

Lesson.3 素振りのコツ!

素振りと同じように振れないのはなぜ?

今回は素振りについて説明します。素振りの回数は人それぞれ違いがあります。プロの中でも、やり方は様々で素振りをせずにスイングに入るプロもいるほどです。ただ、アマチュアの方には精度を上げる意味で是非行ってもらいたいですね。「素振りはきれいなのにね」と言われた経験は誰にでもあると思います。なぜ素振りのように振れないのか。理由はボールを目の前にすると、クラブを振ることよりもボールを打ちにいってしまうからです。素振りのようにスイングするためのポイントをタイプ別に説明していきましょう。

撮影協力:サウジャナ ゴルフ&カントリークラブ(マレーシア)

片手素振りで大きな動きを覚える

コースに出るとどうしても球に当てようとしてスイングが小さくなってしまう人には、片手で素振りすることをおすすめします。片手で行うことで、クラブの遠心力が大きくなって、自然にトップが深くなり、またフォローも大きくなります。左右の手でそれぞれ行って、最後に両手を合わせて、大きく振ることを心がけて素振りを行ってみてください。

フィニッシュで3秒止まってみる

ラウンド中に、なぜかフィニッシュまで振り切れない人は、フィニッシュで止まる素振りをしてみましょう。最初にフィニッシュを決めておくことで、テークバックの上げ方やダウンスイングの下ろし方が良くなるものです。要するにゴールを最初に決めておくことで、そのゴールに行くためには、どのように動かなければならないのか、体が自然と反応してくれるのです。フィニッシュを意識することで、ボールは通過点になり振り切ることができます。

スローモーションで素振りをしよう

コースに出ると大振りになってミート率が悪いという人は、極端にゆっくり素振りをしてみてください。いわゆるスローモーションです。実際にボールを打つときに力が入るのは仕方がないこと。ただ、素振りで極端にゆっくり振っておくことで、大振りをある程度は意識できるようになります。5秒くらいかけて、フィニッシュまで振り切るようなイメージの素振りがおすすめです。

クラブを逆さに持って素振り

実際のボールを打つときになぜか振り切れないと言う人は、クラブを逆さまに持って速く振る感覚を体にメモリーさせる必要があります。女性など、ヘッドスピードが遅い人にありがちで、まずはクラブを速く振る感覚を覚えることです。ただ、手先で速く振るのではなく、体の回転をしっかり使って「ビュン」と音が鳴るように素振りをするのが大切なポイントです。

【動画】Lesson.3 素振りのコツ!

ふだん何気なくしている素振りにもコツがあるんです!

植村啓太
1977年5月27日生まれ。21歳からティーチング活動を始め、その後ツアープロコーチとして幾人ものプロを担当。自身の主宰する「K’s Island Golf Academy」を中心に、多岐に渡り活躍中。ゴルフ誌をはじめ、幅広いメディアにも出演。

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