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植村啓太のフィーリングゴルフ

Lesson.17 ツマ先下がりのアプローチ

スライス回転がかかりやすいライ

ツマ先下がりはツマ先上がりの逆で、インパクトでフェースが開きやすいライです。落ちてからは、スライス回転がかかりやすいため、右にボールが流れることをある程度予測しておく必要があります。また、ツマ先上がりよりは落ちてからのランも少なくなります。ただ、打ち方を変えるのではなく、ターゲットを変えて対処するようにしましょう。

撮影協力:サウジャナ ゴルフ&カントリークラブ(マレーシア)

クラブを長く持ってボールとの距離を調整

ツマ先下がりの難しい点は、ボールとの距離が遠くなることです。手先で当てにいくとミート率は格段に下がります。大事なことはアドレスの段階でボールとの距離を調整し、スイング中はその間隔を変えないように振ることです。アプローチの基本はクラブを短めに持ってコンパクトに振ることですが、ツマ先下がりだけは、クラブを長めに持つことをおすすめします。

ツマ先に体重がかかりやすくシャンクが出やすい

ツマ先下がりは足場が不安定で、体のバランスを保つのが難しいライです。ツマ先側にかかるとクラブが寝やすく、インサイドからクラブが入る。結果、シャンクが出る可能性が高くなるわけです。軌道は、ヘッドを外側から入れるアウトサイドインをイメージしておきましょう。始動でインサイドに引かずに、やや外側に上げるイメージが必要です。

左足のカカトに向けて体重移動

ツマ先下がりでアウトサイドからヘッドを入れるのはなかなか難しいことです。ポイントはダウンスイングからインパクトにかけて、左足カカト方向に体重を乗せていくことです。左足カカトを意識することで、手元が体から離れにくくなり、クラブを引きつけるように動かすことができます。ツマ先に体重を乗せっぱなしにするのではなく左足カカトに乗せるイメージで振ってみてください。

【動画】Lesson.17 ツマ先下がりのアプローチ

ツマ先体重にならないように、アウトサイドイン軌道をイメージして振ってみましょう。

植村啓太
1977年5月27日生まれ。21歳からティーチング活動を始め、その後ツアープロコーチとして幾人ものプロを担当。自身の主宰する「K’s Island Golf Academy」を中心に、多岐に渡り活躍中。ゴルフ誌をはじめ、幅広いメディアにも出演。

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