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植村啓太のフィーリングゴルフ

Lesson.39 フック・ヒッカケ徹底矯正!その4

フェース面が閉じるのは手の動き過ぎが原因

フックが出る原因は、インパクトでフェース面がかぶってしまうことですが、その多くの理由は手の動き過ぎにあります。余計な腕の動きが多いと、インパクトでアジャストする動きが必要になる。手打ちになればなるほど、フェース面の動きが不安定になり、フェース面がかぶる可能性も大きくなるのです。今回のテーマは腰を使うこと。よく言われる下半身主導の動きを覚えて、フックのミスを解消していきます。

右腰を積極的に動かす

上半身ではなく下半身主体でスイングするときに、意識してもらいたいのが腰です。特に右腰を積極的に動かすことを覚えてください。効果的なドリルが、右腰にクラブのグリップエンドを当てて、そのクラブのフェース面で腰の高さのボールを打つつもりで腰を回転させる練習です。腰が止まる人は、特に右腰の動きが悪くなります。この部分を積極的に動かしていく意識を植え付けましょう。

右腰の前でインパクトする

体の回転が止まってしまう人は、インパクトのイメージを少し変えてみましょう。インパクトは体の正面で行おうと思っているかもしれませんが、腰が止まってフックになってしまう人は、右腰の前でインパクトするイメージを持ちましょう。体の正面で意識してしまうと、手先でボールに当てにいってしまうので、とにかく右腰を意識して、スイング中に体のどの部分も止めないイメージを持ちましょう。

ダウンスイングは腰で打つ

腰の動きを覚えることで、得られる効果が下半身主導のスイングです。フックが出るのは腕の動きが強過ぎるからで、いかに上半身を使わないスイングをするかが、フック矯正のテーマになります。今回紹介したドリルは腰の動きを強調したものです。特にトップからダウンスイングにかけて、腰を積極的に動かすことが最大のポイントになります。腕を使わず、腰でダウンスイングできれば、変なフックボールは出なくなります。

【動画】Lesson.39 フック・ヒッカケ徹底矯正!その4

今回のポイントは腰!腰で打つ感覚を身につけましょう。

植村啓太
1977年5月27日生まれ。21歳からティーチング活動を始め、その後ツアープロコーチとして幾人ものプロを担当。自身の主宰する「K’s Island Golf Academy」を中心に、多岐に渡り活躍中。ゴルフ誌をはじめ、幅広いメディアにも出演。

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