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植村啓太のフィーリングゴルフ

Lesson.47 ラウンド中のスライスを即効修正!その1

フェースが開いたままインパクトする

スライスは多くのアマチュアゴルファーが必ずといっていいほど悩まされるミスです。スライスになる原因は様々ありますが、すべてのスライスに共通していることは、インパクトでフェースが開いた状態でボールをヒットすることです。フェースが開くとボールは右回転になります。なぜ、フェースが開いてしまうのか、原因をきっちり理解すれば、スライスをなおすことはそれほど難しいことではありません。

ハーフウェイダウンでのフェースの向きをチェック

インパクトでフェースが開いて当たるということは、ハーフウェイダウンの位置ですでにフェースは開いてしまっているのです。この位置でのフェースの向きは非常に重要で、プロも常にこのポジションを入念にチェックします。要するにこの位置でフェースが開いていると、そこからフェースを閉じる動きは入れられないということなんです。もしそこからフェースを返せば、急激に引っかけるのがわかるので、そのままインパクトしてしまう。結果、スライスになるわけです。

フェースを閉じた状態のグリップを覚える

スライスに対する対処法としては、ハーフウェイダウンの位置で、フェースがやや閉じた(やや地面を向く)状態を作ります。そのフェースの向きをキープさせたまま、グリップの真上に左手親指が乗るようにグリップを握りなおします。これがボールをつかまえるための正しい握り方だということをまずは覚えてください。その状態のままボール位置にヘッドを戻して構えます。このグリップの感覚を体に覚えこませることがスライスの矯正につながります。

ロフトを立たせながらインパクトできる

ボールがしっかりとつかまるグリップができていれば、ダウンスイングでフェースは閉じながらボールに向かいます。変に手首の角度をほどいたり、返したりせずに、ただ体を回転することだけに集中してください。ボールはややドロー回転で、強い球質に変貌しているはずです。この握り方でフック回転が強くなり始めたら、少しずつグリップをウィークに握り変えればいいのです。

【動画】Lesson.47 ラウンド中のスライスを即効修正!その1

グリップを見直すことが、スライス修正の第一歩です!

植村啓太
1977年5月27日生まれ。21歳からティーチング活動を始め、その後ツアープロコーチとして幾人ものプロを担当。自身の主宰する「K’s Island Golf Academy」を中心に、多岐に渡り活躍中。ゴルフ誌をはじめ、幅広いメディアにも出演。

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