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植村啓太のフィーリングゴルフ

Lesson.11 SWでピッチショットをマスターしよう!

サンドウェッジを使ったピッチショットを覚える

グリーンまわりのアプローチをテーマにレッスンしていきましょう。グリーンまわりのアプローチで使うクラブと言えば、PW、AW、SWの3本が基本になりますが、今回覚えてもらいたいのがSWを使ったピッチショット。ピッチショットはキャリーと高さを出して、ランを少なめにするショットです。ピンまでの間に障害物があったり、ボールを止めたいときに効果的な打ち方です。

撮影協力:サウジャナ ゴルフ&カントリークラブ(マレーシア)

キャリーとランの比率は7対3くらいに考える

振り幅の大きさはピンまでの距離によって変わりますが、基本的にはテークバックとフォローを左右対称で考えましょう。あまり腰までとか、肩までとか形を決めすぎるとフィーリングが出せなくなる可能性はありますが、ある程度の自分の基準を作っておいたほうがいいでしょう。ピッチショットに関してはキャリーとランの比率は7対3くらいでイメージしましょう。

手首の形を変えずにスイングしよう

ピッチショットで最も大事なことがボールを上げようとしないことです。ロフトが大きいクラブを使っているわけですから、上げようとする必要はありません。上げようとするとどうしても手首の動きが入ってしまいます。ピッチショットに限ったことではありませんが、アプローチは手首の動きをいかに抑えるかが方向性を上げるポイントとなります。アドレス時の手首の角度を保ったままでスイングしましょう。

ボールを右足寄りにおくとミスが出やすくなる

ピッチショットをするときのボール位置は両足の真ん中でいいでしょう。少しオープンスタンスにするので自分から見ると右足寄りに見えるかもしれないので注意してください。最初に両足を揃えて、飛球線に対して足をスクエアにした状態でボールをセット。それからオープンに立つとボール位置が狂うことはありません。右に置きすぎるとウェッジの刃から地面に刺さりやすく、ダフリやトップが出やすくなります。

ボールが上がらないときはボールとの距離を

ピッチショットがどうしても上手くできないという人はボールとの距離を見直してみましょう。ボールに近すぎたり、遠すぎたりするとソールが上手く滑ってくれないので、きっちりインパクトすることができません。結果、ボールがフェースに乗らないので、高さも出ない。基本はクラブのライ角通りに構えること。ソールと地面の接地面が大きいほど、ソールを滑らせて使うことができます。

【動画】Lesson.11 ピッチショットでアプローチ

スイングでボールを上げようとしないことがポイント!

植村啓太
1977年5月27日生まれ。21歳からティーチング活動を始め、その後ツアープロコーチとして幾人ものプロを担当。自身の主宰する「K’s Island Golf Academy」を中心に、多岐に渡り活躍中。ゴルフ誌をはじめ、幅広いメディアにも出演。

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