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植村啓太のフィーリングゴルフ

Lesson.24 パッティングラインを読むためのポイント

まずはボールの転がるスピードをイメージする

ラインを読むことはパッティングにおいて誰もがやらなければならないこと。真っ直ぐに見えてもスライスだったり、フックだったりすることもあります。ラインと言うと左右どちらかに曲がるかを、まず確認する人が多いと思いますが、まずはカップまでの距離を打つのに必要な、ボールのスピードをイメージします。要するに上っているか、下っているかを先に確認する必要があるということです。

真横から見ると上り&下りは確認できる

グリーンによっては、周囲の景色の錯覚で、上っているのか下っているかがわかりにくいグリーンがあります。そんなときはボールとカップを結んだラインの真横から見るといいでしょう。このとき、地面の高さが高い方から見るのではなく低い方から見ると傾斜がよくわかります。そういった意味では、セカンドショットやサードショットを打ってグリーンに向かうときに、全体の傾斜を確認しておくことが大切になります。

カップの反対側から左右の傾斜を確認

ラインを見るときは必ずカップの反対側からも見るようにしてください。ボール位置から見るだけでは、見えない傾斜が見えてくることがあります。また、左右の曲がり幅というものは、なかなか一方からでは確認できないものです。スロープレーにならないように注意して、色んな角度からラインを確認することが理想です。

ラインが見えないときは体勢を低くする

プロゴルファーでも、体勢を地面ぎりぎりに低くしてラインを読むことがあります。これは、見た目には奇抜ですが、実は理にかなっているのです。地面にできるだけ目線を近づけたほうが、傾斜ははっきりと見えます。高い位置から見ると、平面のように見えてしまったり、左右の曲がり方を逆に読んでしまったりすることだってあります。基本はボールの真後ろから見て、さらに余裕があれば、グリーンを傷つけないように注意しながら体勢を低くして読んでみてください。

【動画】Lesson.24 パッティングラインを読むためのポイント

低い位置から傾斜を確認するのがポイントです!

植村啓太
1977年5月27日生まれ。21歳からティーチング活動を始め、その後ツアープロコーチとして幾人ものプロを担当。自身の主宰する「K’s Island Golf Academy」を中心に、多岐に渡り活躍中。ゴルフ誌をはじめ、幅広いメディアにも出演。

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