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植村啓太のフィーリングゴルフ

Lesson.48 ラウンド中のスライスを即効修正!その2

カット軌道でスライス回転になる

前回はスライスの原因として、フェースの開きを説明しましたが、大きな右曲がりのスライスになるもう一つの要素として、軌道がカットというのも大きな問題です。なぜカットになるのかというと、スライスが止まらなくなって、クラブをもっと左へ振ろうとし、結果、左ヒジが引けてクラブを左へ引っ張り込むように振るからどんどんスライス回転が強くなるわけです。スライスを止めようとする動きが逆効果になっているのです。

手元の位置をフォローで高くする

クラブを自分の体の左サイドに振ろうとしているときは、フォローで手元が低くなっています。しっかりとつかまった球を打つには、手元をフォローで高くするのがポイントです。左ヒジを引いて手元を低い位置に振り抜くと、ボールはどんどんつかまらなくなりますが、手元を高くするだけで、フェースが自然にターンするようになり、つかまったドロー回転の球になるわけです。

体の正面で縦に腕を上げるイメージ

手元をフォローで高い位置に上げるには、インパクトからフォローにかけて、腕を縦に使う必要があります。イメージ的には、インパクトの形から、ターゲット方向ではなく、クラブを頭の上に持ち上げるように、体の正面にクラブを上げます。実際は、この動きに腰(体)の回転が加わるので、頭の上にクラブが上がるわけではありませんが、この縦に腕を使う感覚が非常に重要な動きになるのです。

シャフトが頭の上で地面と平行になる

クラブを縦に振ることができると、フィニッシュで左腕がコの字になり、シャフトが頭の上で地面と平行になる立ち姿ができあがります。これはクラブの動きをきっちりとコントロールできている証拠で、手首の角度もキープされているので、しっかりとつかまった球質になります。スライスするからといって、無闇に体の左にクラブを振り抜いても、どんどんスライスするだけ。しっかりとクラブのスピードと体の回転スピードを合わせることを覚えてください。

【動画】Lesson.48 ラウンド中のスライスを即効修正!その2

フォローでクラブを縦に上げるイメージがポイントです!

植村啓太
1977年5月27日生まれ。21歳からティーチング活動を始め、その後ツアープロコーチとして幾人ものプロを担当。自身の主宰する「K’s Island Golf Academy」を中心に、多岐に渡り活躍中。ゴルフ誌をはじめ、幅広いメディアにも出演。

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