スロープレー、打ち込み、過激な服装…。セルフプレー全盛時代、ゴルフ場のマナー違反はもはや日常茶飯事。本企画では、そんな“現行犯”の事例を列挙。他人の振りを見て我が振りへと役立ててほしい。第26回の容疑者は「OBボールを3分以上しつこく探す人」。ルールを無視した執念深い行動に、同伴者のイライラは限界寸前だった――。
3分ルールって知ってる？
ある日の夕方、おかんからまた電話がきました。
おかん
「今日な、一緒に回った人がOB打ってんけど、ルールを知ってか知らずかまぁ探す探す。3分どころちゃうで」
K「諦め悪すぎへん？」
おかん
「“絶対この辺やねんけどな～”って言いながら5分くらい草かき分けてたわ。後ろ詰まってないかヒヤヒヤしたわ…」
K
「ミスったもんはしゃあないし、諦めも肝心って言葉を教えたいな」
◇◇◇◇
ゴルフのルールでは、ボール探しは“3分まで”と定められています。3分以上経つとロストボール扱いになり、1罰打のペナルティを加えて、ロストボールの処置（元の場所に戻って打ち直しが基本）をします。3分後にボールが見つかったとしても、そのまま打つことはできません。ロストボールは悔しいものですが、気持ちを切り替えて次の一打へ向かうことも大切なマナー。潔くプレーできる人ほど、周りからの信頼も厚くなります。
こんな諦めの悪いゴルファー、見かけたらイエローカードです！
イラスト：小島サエキチ
小島サエキチ プロフィール
イラストレーター。旧西ドイツ ハンブルグ生まれ。書籍・雑誌・Webでニンゲン生活の泣き笑いを 表情ゆたかに描写。著書に『まんだら絵解き図鑑』（双葉社）がある。
