「言った通りに打ててないやん!」/マナー違反警察24時 容疑File.24 責任転嫁

「言った通りに打ててないやん!」/マナー違反警察24時 容疑File.24 責任転嫁
FILE #24 責任転嫁

スロープレー、打ち込み、過激な服装…。セルフプレー全盛時代、ゴルフ場のマナー違反はもはや日常茶飯事。本企画では、そんな“現行犯”の事例を列挙。他人の振りを見て我が振りへと役立ててほしい。第24回の容疑者は「キャディの読んだラインに文句をつける人」。自分のミスを棚に上げてキャディのせいにするその態度に、同伴者も思わず顔を見合わせていた――。

責任押し付ける前に打ち方を見直して!

ある日の夕方、おかんからまた電話が来ました。

おかん「きょうな、キャディさんが丁寧にラインを読んでくれてたんやけど、打った人が外して“えー? これ曲がるやん”って文句つけててん」

K「その人、読み通りに打ててたん?」

おかん「全然! 打ち出しから違う方向を向いてた。そら曲がるわって話やわ」

K「自分のミスを人のせいにすんの、いちばんタチ悪いなぁ…」

◇◇◇◇

キャディは、経験に基づいた的確なアドバイスをくれる心強い存在。でも、言われた通りに打たなければ結果は変わりません。ミスをキャディのせいにすると、空気も悪くなって同伴者にも気を遣わせるだけ。まずは自分のストロークを見直し、素直に「ありがとう」を伝えられる人こそ、本当の“紳士ゴルファー”です。

こんな言い訳がましいゴルファー、見かけたらイエローカードです!

イラスト:小島サエキチ

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小島サエキチ プロフィール

イラストレーター。旧西ドイツ ハンブルグ生まれ。書籍・雑誌・Webでニンゲン生活の泣き笑いを 表情ゆたかに描写。著書に『まんだら絵解き図鑑』(双葉社)がある。

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