Vol.3 シャフトで球をつかまえる!
フェースのターンを助けてくれるモノとは?
前回は、正しくフェースをターンさせるためのドリルをご紹介しました。皆さん、試してみていただけましたか?けれど、聞き手のツルハラ氏が言うんです。「ドリルもいいけど、道具の力に頼ってフェースをターンできるようにならないのか」と。もちろん、ありますとも!注目してほしいのがシャフトのトルクです。
トルクの数値がフェースターンに影響する
トルクとは、シャフトのねじれる度合いを表した数値です。数値が低いほど、ねじれの度合いが小さいことを意味しています。シャフトというのは、トルクによってスイング中に一度はフェースが開く方向にねじれますが、インパクト前には復元する力が働いて元の状態に戻ろうとします。トルクの数値が高くて大きくねじれるシャフトは、ねじり戻される動きも大きくなります。このシャフトのねじり戻す動きが、フェースのターンを促してくれるのです。
トルクの小さいシャフトは、ねじれ戻りも少ない
試しにヘッドスピード40m/sぐらいで、トルクの小さいシャフトでボールを打ってみます。もともと僕はドローヒッターなので、ご覧のとおりナチュラルなドローボールが打てました。スイングなりのボールが打てたという感触ですね。このシャフトのトルクは2.6。アスリート向けのシャフトに多いトルクの数値です。
トルクの大きいシャフトは、ねじれ戻りが大きい
次に、トルクの大きいシャフトでボールを打ってみました。先ほどのシャフトよりも大きくドローしているのが分かると思います。いったん大きくねじれ、ねじれ戻るシャフトの動きがフェースのターンを手助けしてくれたからです。このシャフトのトルクは5.9。アベレージ向けのシャフトに多いトルクの数値になります。
ヘッドスピードが遅めのスライサーには、高トルクがオススメ!
シャフトのトルクは、球のつかまり具合に大きく影響します。ヘッドスピードが40m/s前後でスライスに悩んでいる方は、トルクが大きめのシャフトを使うといいでしょう。ただし、ヘッドスピードの速いゴルファーがトルクの大きなシャフトを使うと、ねじれ戻りが間に合わなくてプッシュしたり、球が左右に散らばる恐れがあるので要注意!そういったゴルファーは、トルクが少なめのシャフトを選んでくださいね。
【動画】Vol.3 シャフトで球をつかまえる!
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- 基本動作アドレス グリップ スイング ドライバー バンカー 練習ドリル
- 弾道別スライス フック トップ ダフリ 高い 低い テンプラ
- スイング改善アドレス グリップ 振り遅れ インパクト フォロー
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