Vol.4 アイアンのお助け機能とは?
2013/09/26
アイアンにはバウンスがあります!
前回は、シャフトのトルクがフェースターンの手助けをしてくれる話をしました。けれど、またもや聞き手のツルハラ氏が言うんです。「アイアンに装着されているスチールシャフトは、もともとトルクが少ないものばかり。アイアンには、他に何らかのお助け機能がないのか」と。いやいや、もちろんありますとも!それがソールに付けられているバウンスです。
バウンスとはソールの傾斜角のこと
アイアンのソールを見ると、ほんの少し傾斜が付けられているのが分かると思います。この出っ張りの角度のことをバウンスといいます。サンドウェッジなどの単品ウェッジには表記されていることが多いので、すでに皆さんにもお馴染みかも知れませんね。実は、このバウンスは、アイアンの性能にも大きな影響を及ぼすのです。
大きなバウンスが、フェースをターンさせてくれる
バウンスが大きい(ソールの傾斜が強い)アベレージ向けのアイアンを、硬い床の上に置いてみましょう。すると、クルッとフェースがターンして左を向きます。この現象は、実際に芝の上でインパクトしたときにも起こります。ソールが地面に当たった瞬間に、バウンスがフェースを返しながら球を前に押し進めてくれるのです。
バウンスが少ないと、フェースは左に向かない
アイアンのなかには、バウンスが少ないモデルもあります。こういったモデルには、フェースをターンさせる力が働きません。自分できっちりとインパクトして、球をつかまえて飛ばせる人であれば、こういったモデルを使いこなすことができます。バウンスの少ないアイアンは、インパクト後の“抜け感”がいいのも長所です。
球をつかまえたいなら、バウンスが大きいアイアンを使おう!
アイアンで右方向に打ってしまうミスが多い人は、バウンスが大きいアイアンを使うことをオススメします。バウンスが自然と球をつかまえる手助けをしてくれるからです。
ゴルフクラブというのは、スイング中にフェースをターンさせるように使うものです。バウンスが大きいアイアンは、それをゴルファーに教えてくれる存在でもあるのです。
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