フィッティングでゴルフは変わる

フィッティングでスライスを直せるのか!?

2013/06/19 15:29

「スイングテンポ」「トゥダウン」の観点でシャフトを探す!

義煎さんが現在使用しているクラブの重さは総重量320g、硬さはフレックスS。シャフトは60g台のものを使用。
義煎「若干ハードスペックと言える硬さと重さと思っています。これを私のスイングでは扱いきれていないので、右にフケたり、スライスが出てしまうのだと思っています」
清水「わかりました。それではまず、こちらのシャフトオプティマイザーで計測してみましょう」
義煎さんのスイングを、シャフトオプティマイザーで計測。ドライバーのシャフト測定で判別された5項目(「スイングテンポ」「トゥダウン」「前反り角」「しなりスピード」「スイング半径」)から、義煎さんのスイングタイプ“スイングDNA”を解析。すると2点に特徴が表れた。

■ スイングテンポ【SWING TEMPO】※シャフトのたわみ量

義煎さん:レベル7(平均値+2)

■ トゥダウン【TOE DOWN】※インパクト直前のトゥダウン、方向のシャフトたわみ量

義煎さん:レベル5(平均値+1)

清水「義煎さんのスイングから、特徴的な項目・2点が見つかりました。1点目は、トップでのシャフトのたわみ量【スイングテンポ】が若干大きめの傾向です。切り返しでのタイミングが速いので、シャフトは硬め、重めのものを選ぶと、戻り遅れなどを防ぐことができます。
また、【トゥダウン】での結果で、義煎さんはトゥダウン量が若干大きく、トゥ打点になりやすい傾向がありますね。このようなスイングタイプには、やはり硬めで、中先調子のシャフトがオススメです。インパクト直前でのシャフトのたわみが多い分を、硬いシャフトで抑えられるからです。また、キックポイントを先の走る先中調子であれば、上手にボールをつかまえることが可能になります」

先中調子のミズノカスタムシャフト『QUAD 6 Butt Stiff』と、中元調子の『QUAD6 BUTT STANDARD』で、その弾道の違いを計測してみる。これまで本人も「先中調子の方がつかまりが良く、自分に合っている」と思っていた通り、BUTT STIFFタイプの先がしなって走る先中調子が合っていることがわかった。
義煎「何だか、不思議ですね。これまで不安視しながら使っていたモデルが、逆に自分に合っているという結果。いままで感じていた主観が、スイングを邪魔していたということに気づかされました」
清水「そうですね。義煎さんのシャフトの好みは、硬めですか? 柔らかめですか?」
義煎「私の好みのタイプは、硬めで重めのタイプです」
清水「わかりました。それでは、好みのタイプで、より義煎さんのフィーリングに合うものを選んでいきましょう」

ツアーAD EV』シリーズの60gを選んだ清水氏。『ツアーAD EV』は、手元剛性も硬く、先端もややしっかりしたシャフト。清水氏は義煎さんのスイング計測結果から、鋭い観点で、ベストなシャフト選択を行った。

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