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中井学のフラれるゴルフ
2013/08/26

Lesson.27 パッティングの“良い転がり”とは?

パターの芯をボールの芯に当てる

パターの芯とボールの芯を当てる

ここではパッティングで最も大切な良い転がりについてレッスンします。

良い転がりをさせるとボールがラインに左右されることが少なくなり、カップインの確率が高くなります。最も基本的なことですが、良い転がりをさせるにはパターヘッドの芯とボールの芯をきっちり当てること。ボールを地球に見立てて言うと、赤道部分をしっかり芯でヒットできるかどうかが重要なテーマになるわけです。

きれいなグリーンではハンドファーストに

きれいなグリーンではハンドファーストに

パターにもロフトがあります。これは何のためにあるのか。グリーン上で、ボールは厳密に言うとわずかに沈んでいます。この沈んでいる状態から、良い回転のボールを打つために、ロフトが存在しているわけです。言い換えれば、グリーンが速かったり、硬かったりして、とてもきれいな状態のグリーンであれば、ロフトを0度にするイメージでインパクトすると良い転がりになります。

重いグリーンはロフトを多めに当てる

重いグリーンはロフトを多めに当てる

グリーンが重かったり、状態があまり良くない場合は、ロフトを0度にする打ち方ではなく、逆にパターのロフトを活かすようなインパクトをします。

具体的に言うと速いグリーンはハンドファーストなのに対して、重いグリーンは体の中心に手元をセットして、ロフトが多くなる構えをするわけです。するとロフトがボールを拾って良い回転を生み出してくれます。

心地良いスタンス幅を探そう

心地良いスタンス幅を探そう

プロの中でもスタンスが狭い人もいれば、松山英樹プロのようにワイドスタンスの人もいます。スタンス幅に関しては、自分が最もバランス良く振れる広さを見つけることですね。風が強い日などは、もちろんワイドスタンスの方が安定感はありますし、スタンスが狭い場合は、インパクトポイントがずれにくいのでしっかり芯でヒットできるとも言えます。自分に合った広さでストロークするようにしましょう。

重心はやや左足寄りにする

重心はやや左足寄りにする

良い転がりとはどういうことかというと、厚くボールを捉えるということ。軌道をアッパー気味に振って、オーバースピンをかけた方が、転がりが良くなるという意見もありますが、それを意識すると右足に体重が残ってしまったりします。確かにオーバースピンが上手くかかれば転がりは良くなるかもしれませんが、安定感はないでしょう。それよりもしっかり芯と芯でヒットした方が、安定感のある転がりになります。

【動画】Lesson.27 パッティングの“よい転がり”とは?

グリーンの状態によって、よい転がりをする打ち方が変わります!

中井 学
1972年生まれ。大阪府出身。中学生の頃ゴルフを始め、アメリカにゴルフ留学。様々な理論を学ぶなかから、自らの理論を構築。老若男女問わない、全く新しい考え方は、プロから初心者まで幅広い層から高い支持を得ている

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