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中井学のフラれるゴルフ
2013/12/02

Lesson.41 ティショットの考え方

ティグラウンドは真っ平ではない

ティグラウンドは真っ平ではない

まず頭に入れておいて欲しいのがティグラウンドはまっ平らではないということです。一般的には、コースの水はけなども計算して作られているので、極端に言えばおわん型になっているのです。調子がいいのに、突然曲がり出したり、なにか構えにくいなと感じるときは、まずはティグラウンドの方を疑ってみてください。自分のスイング的な問題だと思い込んでしまうと、どんどんスイングを壊すことになります。

左右のティマーク寄りにティアップする効果

左右のティマーク寄りにティアップする効果

ティグラウンドがおわん型になっているということは、右側のティマーク寄りでティアップするとツマ先下がり、左側でティアップするとツマ先上がりということになります。これを上手く利用すれば、今日はつかまらないなという日は左端にティアップをし、つかまりすぎるという日は右端にティアップをするなどの工夫で、その日のゴルフの調子を微調整することができます。

ティショットは最も曲がり幅が許される

ティショットは最も曲がり幅が許される

ティショットの考え方としては真っすぐに打とうとし過ぎないこと。プロも結果的に真っ直ぐに飛んでいるように見えますが、左右どちらかの球筋で攻めています。右や左にOBやハザードがある場合は、そこをまずは避ける球筋を選択することです。とりあえず、OBや池に入らずに、コース内で次の1打が打てる場所にあればいいと考えれば、気持ちも楽になるでしょう。

スライス系のミスの対処法

スライス系のミスの対処法

ティグラウンドで、右にプッシュアウトやスライスが出そうだなとイメージしてしまったときは、クラブを短く持ちます。短く持つことで弾道が低くなり方向性がアップするだけでなく、吹け上がることも抑えられます。
右に出るということはフェースのターンが遅れているということ。それをインパクトで間に合わせるために短く持つだけで対応できるのです。

引っかけミスの対処法

引っかけミスの対処法

逆に左に引っかけるイメージを持ってしまったときは、クラブを長く持って、グリップ全体を手の平で握るようなグリップをします。指の感覚を広くするようなイメージで握ると、手が返りづらくなって、左へのミスを防ぐことができます。グリップを握り変えるのに違和感があるという人は、手元の位置をハンドレイトにして、構えてください。これも引っかけを防止する効果的な方法です。

【動画】Lesson.41 ティショットの考え方

自分のスイングを疑う前に、ティグラウンドの形状に着目しましょう!

中井 学
1972年生まれ。大阪府出身。中学生の頃ゴルフを始め、アメリカにゴルフ留学。様々な理論を学ぶなかから、自らの理論を構築。老若男女問わない、全く新しい考え方は、プロから初心者まで幅広い層から高い支持を得ている

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