グリーン周りはウェッジでパターのように【藤田寛之アプローチのレシピ#5/エッジまで3ydの花道】

グリーン周りの名手・藤田寛之によるアプローチレッスン新連載。ライ、グリーン、ピンポジなどあらゆる状況下でのアプローチの打ち方や考え方を、それぞれ細かく解説してもらう。5回目は「エッジまで3ydの花道」。

1.グリーンの近くは芝が短くて難しい

グリーン近くはウェッジでパターのように【藤田寛之アプローチのレシピ#5/エッジまで3yd】
グリーン近くは芝が短いケースが多く、インパクトが不安定に

グリーンの近くは芝が短いのでボールにコンタクトするのが難しい状況です。上からポンと打ってしまうと、インパクトが一点になりやすく、ボールの手前だとザックリしますし、ボールの先だとトップします。

2.ボールに近づいてパターのように構える

グリーン近くはウェッジでパターのように【藤田寛之アプローチのレシピ#5/エッジまで3yd】
パターと同じグリップが◎(藤田プロの場合は逆オーバーラッピング)

芝が短い場合はボールに近づくことで、やさしくボールをとらえることができます。ハンドアップでヒールを浮かせてパターのように打つことでダフりにくくなります。ヒールを使わずにソールの先を滑らせるイメージです。

3.パターとアプローチの間のイメージ

グリーン近くはウェッジでパターのように【藤田寛之アプローチのレシピ#5/エッジまで3yd】
エッジからピンまでの距離で番手を考えよう

ウェッジを持っていますが、パターとアプローチの間のイメージで考えてください。どちらかというとパター寄りの考え方でいい。アプローチに悩んでいる方や苦手な方には非常に有効になります。転がす距離が長い時はロフトの立った番手を選んでください。

最後にレシピのご紹介です

グリーン近くはウェッジでパターのように【藤田寛之アプローチのレシピ#5/エッジまで3yd】

エッジまで3ydの花道からのアプローチ
・芝が短い場合はボールに近づくことでやさしくコンタクトできる
・ヒールを浮かせてパターのように打つ
・グリップもパターと同じように
・転がす距離が長いほどロフトの立ったクラブを選択

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藤田寛之 プロフィール

1969年、福岡県生まれ。専修大を経て92年にプロ入り。日本男子ツアーで20代で1勝、30代で5勝、40代で12勝を挙げた“中年の星”。2012年に年間4勝をマークし43歳で賞金王に輝く。シニア入り後は23年「日本シニアオープン」で優勝。24年「全米シニアオープン」ではリチャード・ブランドとのプレーオフで惜敗した。25年から主戦場を米国に移しPGAツアー・チャンピオンズで活躍中。小技の上手さはツアープロの間でも評判。

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